高所恐怖症の人には絶対使えないエレベーター

2009/09/11 12:00

Swiss Skydiveのエレベーターイメージすでに何度か記事内でふれているが、当方(不破)は軽度の高所恐怖症。高所恐怖症の人は高台に登ると、実際にはそんなことはあり得ないのに「手すりが突然折れたら」「足元の床が割れたら」などと要らぬ心配をし、「落ちたらどうしよう」と勝手に想像し、一人で恐怖を増幅させてしまう。そんな人たちには絶対に使えないであろうのが、Coloribusで紹介されていた広告付きのエレベーター。

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まるでガラス貼りのエレベーターに乗っているような……
まるでガラス貼りのエレベーターに乗っているような……


実は写真パネルを貼っただけ。でもみんなびっくりするよね。
実は写真パネルを貼っただけ。でもみんなびっくりするよね。

これはスイス最大規模を誇るスカイダイビングの学校【Swiss Skydive】がエレベーターに掲示した生徒募集の広告。ところが大規模なプロモーションをかけるほど広報予算をとることが出来なかった。そこで、いくつかのビルのエレベーターの床に、「自由落下飛行で降下中に見えるような写真」とSwiss Skydiveの名前(公式サイトのドメイン)、そして「パラシュート学校」と1行だの説明を加えたパネルを設置した。

設置したエレベーターは実際には写真のような高度は無く、また上下しても写真の様子が変わることは無い。しかし足を踏み入れた人は驚き、そしてエレベーターの上下と共に(特に下降時に)スカイダイビングに似たような感覚を味わえるというわけだ。そして「いいな、と思ったらうち(Swiss Skydive)に相談してみてね」ということになる。

元記事を読むと、この広告でどれだけ生徒数が増えたかまでは分からない。しかしスイス国内はもちろん海外からもテレビや取材陣がこのエレベーター広告と学校そのものを取り上げ、(低コストで)抜群の宣伝効果をあげたという。

「高所恐怖症」云々というと、似たような広告では先日取り上げた【高所恐怖症の人には絶対降りられない階段】がある。こちらも「上から見た写真を貼りつけて自分が高台に居るように思わせる」という使い方では同じだが、今回のは実際にエレベーターで自分が上下するあたり、リアリティはより高いレベルにある。その観点ではこちらの方が「怖い」。もちろん実際に高台に居て、下が見える【高所恐怖症は立ち入り厳禁?! 地上412メートルの全面ガラス張り「シアーズ・タワー」特設バルコニー】のシアーズ・タワーと比べればまだマシかもしれないが(笑)。

似たような情景や場面をリンクさせて想像心を駆り立て、見た人に低コストで深い印象を心に刻ませるという点では、かなり優秀なものといえる。将来的には写真貼りのパネルでは無くCGなり実写なりが映し出せる液晶を床に配し、エレベーターの上下に連動して「載っている人が空を飛んでいるように景色が動く」広告も登場するかもしれない。しかしコストを考えたら、やはりこの写真パネルが一番なのだろう。

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