災害時に使えずに困るもの、「電化製品」「お風呂」そして……

2009/09/03 04:30

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携帯電話利用イメージネットマイルは2009年9月1日、防災意識・地震対策に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、地震などの災害が起きた時に使えなくなって「もっとも」困るものの最上位には「電化製品(冷暖房以外)」がついた。上位には「お風呂」「携帯電話」が続いており、多くの人にとって日常の社会生活では、この3要素が必要不可欠と認識されているようだ([発表リリース、PDF])。


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今調査はインターネット経由で2009年8月20日から21日までの間に実施され、有効回答数は600人。半年以内に体感した地震について「震度2以下」「震度3」「震度4以上」それぞれについて200人ずつ。男女比は57対43。

地震などの災害が起きると、多かれ少なかれ使えなくなるモノが出てくる。例えば渇水状態が続くと水が満足に使えなくなり風呂も自粛せざるを得ない場合がある、落雷などで停電してしまうと、家電(場合によってはパソコン・インターネットなども)が利用できなくなる、という具合だ。ましてや建物が倒れる規模の地震ともなれば、電気・水道をはじめとした各種インフラが切断され、日常社会とはかい離した生活を余儀なくされる。

そのような「災害時の状況」で、使えなくなるともっとも困るものは何かについて、用意されている選択肢の中から一つを選んでもらったところ、もっとも多い回答を得たのは「電化製品」だった。4人に1人がこれを選んでいる。

地震やその他類似の災害が発生したときに、以下の設備や機器の中で、使えなくなってあなたが最も困るものは何ですか?
地震やその他類似の災害が発生したときに、以下の設備や機器の中で、使えなくなってあなたが最も困るものは何ですか?

順位的には次いで「お風呂」「携帯電話」となる。インターネット経由のアンケートにも関わらず、「パソコン・インターネット」の割合が小さいのは、それだけ上位陣の切実度が大きいということなのだろう。

携帯電話については過去に他の調査機関で【「地震キタ!」あなたは何を手にするの!? トップは日常欠かせないモノ】【手元から消えたら困るIT機器、トップはやはり生活必需品の……】など、高い値を示している。今回は「電化製品」「お風呂」に次ぐ立ち位置となったが、年齢階層にも寄るところが大きいし、あるいは「手元に有る・無し」ではなく「使える・使えない」という設問だからなのかもしれない。

色々と考えているイメージインフラレベルの問題は、個人での解消は難しい。身の回りの「便利な、そしてごく当たり前のように使っている製品やサービス」が使えなくなった時に、自分はどのように立ち回るべきか。何か代用できるものはないのか。ちょっと考えてみるのも良いだろう。


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