【更新】「オンラインだけ」の若者3割強、「オンラインは遠慮」な高齢者は6割強……コミュニティ参加状況

2009/08/25 04:45

コミュニティイメージ先に総務省から2009年7月10日に発表された[情報通信白書]などを元に、【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】などをはじめ、日本や世界各国のIT事情の現状を色々とグラフ化している。今回はその中から、ウェブ上でのデータがいまだに見つからない「ユビキタスネット社会における安心・安全なICT利用に関する調査」(総務省・平成21年度版)から転載されている、「利用者層別にみたコミュニティへの参加状況」を再構築してみることにした。

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要は各世代層の「オンライン・オフラインコミュニティの利用性向」について、ということなのだが、まずは区分について書き記しておくことにする。

世代区分
「未成年者層」……10代の主婦・主夫以外の人
「若年者層」……20代の学生、パート・アルバイト、無職及びその他
「勤労者層」……20代から50代までの経営者・会社役員、会社員、自営業、専門職及び公務員
「家庭生活者層」……50代までの専業主婦・主夫と30代から50代までのパート・アルバイト、無職及びその他
「高齢者層」……60代以上の人として分類した

コミュニティ区分
「オフラインコミュニティ」……①町内会・自治会、②PTA、③農協や同業者の団体、④労働組合、⑤生協、消費者団体、⑥ボランティア団体、⑦住民運動団体・市民運動団体、⑧宗教団体、⑨学校の同窓会、⑩政治家の後援会、⑪仕事を離れたつきあいのある職場仲間のグループ、⑫習い事や学習のグループ、⑬趣味や遊び仲間のグループ
「オンラインコミュニティ」……①メーリングリスト、②電子掲示板、③ブログ、④SNS、⑤チャット、⑥動画・音楽共有サービス、⑦オンラインゲーム、⑧3D仮想空間

その上で、各世代区分別にコミュニティへの参加状況について尋ねた結果が次のグラフ。

利用者層別にみたコミュニティへの参加状況
利用者層別にみたコミュニティへの参加状況

まず、コミュニティそのものに参加していない人の割合は「勤労者層」でやや多く2割。ただしそれほど世代区分で大きな違いはない。しかし「オフライン/オンライン」の参加状況は大きな差異が見られる。

例えば「未成年者層」「若年者層」は「どちらも参加」の割合が多いものの、「家庭生活者層」では「オフラインのみ参加」の割合が3割近くに達している。そして「高齢者層」になると「オフラインのみ」が「どちらも参加」の割合を超え、5割を占めている(つまり高齢者層はオンラインコミュニティに参加している人は35.4%しかいないという計算)。

オンラインコミュニティに参加する老夫婦イメージこのように、オフライン・オンラインの双方のコミュニティへの参加状況は人によって大きく異なる。例えば「オンラインにしか参加しない人が3割を超えている若年層がオフライン(実社会でのコミュニティ参加)における経験不足を感じて尻込みした」り、「オンラインコミュニティに参加していない割合が6割強を占める高齢者層がインターネット関連の情報・コミュニケーションを毛嫌いする」など、情報伝達上の人間社会構成やIT全般に対する不安要素になる可能性は否定できない。

資料ではオンライン・オフライン双方のコミュニティにバランスよく参加している人ほど、人と人とのつながりの強さを感じ、不安感が少ないという傾向があると発している。いわゆる「つながり力」が強いことなのだが、若年者はオフライン、高齢者はオンラインのコミュニティに積極的に参加を試み、「つながり力」り強化を図ることが、他人との相互理解や社会全体に対する「不安感」の払しょくに役立つのだろう。

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