エスカレーターを利用した素敵な広告……手すり編

2009/08/23 09:23

エスカレーターを利用した素敵な広告……手すり編イメージ高層建ての建物を行き来する場合、その移動手段として用意されているのは「エレベーター」「エスカレーター」「階段」の3種類。それぞれ移動手法や必要な面積、人を運ぶペースなど一長一短があり、複数の手段を併用している建物も多い。その中でも「エスカレーター」は多くの人が一度に使え、あまり疲れないという点で、エレベーターと階段の中庸的な立ち位置にある特徴から、多くの商用施設で見かけることができる。【Toxel.com】ではそのエスカレーターを使い、素敵な広告に仕立て上げた事例を紹介している。エレベーターの広告は【思わずじっと見続けてしまうエレベーターたち】で紹介したが、エスカレーターにはどのようなものがあるのだろうか。今回はそれらのうち、手すりを活用したものをピックアップすることにしよう。

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ジレットのひげそり広告。大きな足を模したエスカレーター側面。そのエスカレーターそのものの手すりには……
ジレットのひげそり広告。大きな足を模したエスカレーター側面。そのエスカレーターそのものの手すりには……

ジレットのひげそり広告。エスカレーター側面に大きな女性(?)の素足が描かれ、周囲の注意を引いている。そしてエスカレーターそのものの手すりには、ひげそりが描かれ、「このきれいな足は常にこのひげそりで体毛をそっているからなのネ」と連想させてくれる。足の部分だけを見ても意味がよくわからず、つい興味関心を持って当該エスカレーターに注意を払うと、その手すり部分のひげそりに気がつき「なるほど!」と思わせるナイスな広告。

HARIBOのグミな手すり
HARIBOのグミな手すり

シュネッケンイメージ日本ではあまりなじみがないが、ヨーロッパでは昔からよく食べられているラクリッツ(木の根から抽出した甘味)のグミキャンディー『シュネッケン』。蚊取り線香のような、カタツムリのような形をしており、少しずつ伸ばしながら食べていく。この「シュネッケン」を宣伝するための広告。エスカレーターの手すりの部分がシュネッケンを伸ばした状態に似ているので、終端の部分にロール状のシュネッケンのラベルを貼りつけ、手すりが「伸び続けるシュネッケン」のように見せたもの。案の定子供たちが興味津津でぐるぐる巻きの部分を眺めている。


回転ずしな手すり。
回転ずしな手すり。

最後は日本でもすぐに利用できそうな手すり広告。手すりの部分に様々なお寿司のネタの写真を貼りつけるだけ(無論、エスカレーターそのものの稼働に問題がないように)。スムーズに動く手すりと、その上に乗っている寿司たちのようすが、回転ずしのベルトコンベアを連想させる。確かに見た目がそっくりだし、移動スピードも似たようなもの。結果としてエスカレーターの利用率が38%も上昇し、エスカレーターが登った先にある回転寿司の売れ行きもグンと上がったそうだ。なおこのエレベーター・回転ずしを紹介している【元記事】では、他にもいくつか「エレベーターの手すり広告」の動画を紹介している。マクドナルドやケータイのものもあるが、やはり違和感が無い回転ずしにはかなわない。



この類の広告は設置する場所の特徴(特に動きの特性)が、告知をしたい対象と似ている場合に強い効果を発揮する。頭の中で動いている様子が結びつき、印象をより一層強いものとするからだ。その観点では、グミや足の体毛そりもそうだが、回転ずしのそれにはかなわない。

振り返ってみれば、日本のエスカレーターにはこのような広告はあまり見られない。あったとしても、なんの工夫も無い広告シールが貼ってある程度。広告規制からなのか、担当できるような代理店がないからなのか、効果計測がなされていないからなのか、その辺りは不明だが、せっかく有効なスペース(駅構内などなら効果抜群だろう)があるのに、もったいない気がしてならない。

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