【更新】誰もが自動車保険の加入を考えさせられる広告
2009/08/19 06:42


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「こんなことは絶対に起こりません」
一瞬「なんだこりゃ?」と頭に疑問符が浮かぶカット。左側の車道から右側の歩道に向けて、自動車がハンドルを切りそこなった時のブレーキ痕(こん)が映っている。しかし良く見直すと、そのブレーキ痕は歩道脇の樹木をまたいでつけられている。画面奥手に跡が続いているということは、この自動車は衝突せずに無事に後部に抜けて行った……ということだ。スパイものの自動車のように、真ん中からぱかっと割れて樹木をうまく避けたのだろうか。そうでもなければ、こんなことはありえない。
漫画のスキーシーンや追いかけっこのドタバタシーンでもありがちな情景だが、画面右下にあるように、「こんなことは絶対に起こらない(LIKE IT NEVER HAPPENED)」。だからこそ、Wagstaffe社の自動車保険に入りましょう、というメッセージが強いインパクトを見ている人に植え付けることになる。「ちょっとした気づき」「疑問を起こさせるビジュアルで注視」「さりげなく添えられた文章で驚きと、伝えたいことの確認を与える」という三段階で見ているものの注目を集める。

アニメの1シーンのような情景も、キャッチコピー一つで深いメッセージを伝えるものとなる。
これはカナダで昨年8月に展開されたもので、他にもコンクリートブロック製の建物・街灯などのパターンが確認されている。大人はもちろん、子供でも「あ……」と思わせる、非常にうまい、色々と「考えさせられる」広告といえよう。
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