【更新】携帯電話宛ての迷惑メール、減ってる? 増えてる??

2009/08/18 04:45

携帯での迷惑メールイメージ先に総務省から2009年7月10日に発表された[情報通信白書]などを元に、【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】などをはじめ、日本や世界各国のIT事情の現状を色々とグラフ化しているわけだが、その過程で当方(不破)自身の携帯電話への迷惑メールについてふと考えを巡らせた。現在利用しているのはNTTドコモのSH905iという機種で2007年末に購入したもの。そして購入してから今までに、「迷惑メール」のたぐいはまだ2度しか着信した記憶が無い。そういえば一時期社会問題になった携帯電話宛て迷惑メールの話もあまり耳にしなくなったな……ということで、今回は「携帯電話宛ての迷惑メール」について、データを掘り起こしてみることにした。

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今データは「情報通信白書」上に記載されているが、直接は[通信利用動向調査(各年分)]に記載されているもの。今調査は最新データは2008年末時点の状況について2009年1月に調査票を郵送送付して回答してもらい、同じく郵送送付によって回収され行われたもの。過去も同様に行われたもので、今回は該当する質問が行われている年度データまで、白書をさかのぼって集計した。

まずは「インターネット絡みの被害」として報告された、携帯電話向けの迷惑メール受信割合。2002年末以降のデータが存在しているのでそれをグラフ化したが、2005年末を底にじわじわと再び増加傾向にあるのが気になる。

携帯電話における「被害」としての迷惑メール受信割合(PHS、PDA含む)
携帯電話における「被害」としての迷惑メール受信割合(PHS、PDA含む)

さらに気になるのが、迷惑メール受信者における、その受信頻度。「1日1通未満」というほとんど「迷惑」として気にならないような人は毎年減少する一方、「1日1通以上」、さらにはその中でも「1日10通以上」という偏頭痛のタネになりそうなほど迷惑メールにさいなまれている人の割合が確実に増加している。

携帯電話の迷惑メール受信者における、迷惑メール受信頻度
携帯電話の迷惑メール受信者における、迷惑メール受信頻度

携帯電話の事業者による迷惑メール対策はこの数年で格段に進歩したことは間違いない。にも関わらず受信者の割合も受信メール数そのものも増加の一途をたどっている。

これには原因がいくつか考えられる。まず一つは「迷惑メール発信業者側も技術が進歩している」。最近の受信メールを見ると、その様子はよく分かる。しかし事業者側が用意している迷惑メール対策機能のメニューを見る限り、機能面での対応が遅れているとは思えない。もう一つ考えられるのは、【携帯電話でのインターネット利用率をグラフ化してみる】でも触れているように、高齢者の携帯電話利用率が高まりを見せたことで、比較的操作の難しげな「迷惑メール対策」を使いきれていないのではないかという考え。ただしこれも直近の詳細データを探ってみる限り、断言できるほどの傾向は見せていない。

年齢階層別迷惑メール受信割合(%)(2008年末)
年齢階層別迷惑メール受信割合(%)(2008年末)

携帯電話利用者側の「油断」があるのか、それとも「定額制だから別に迷惑メールの数通くらい受信しても無視すればいいヤ」と考えているのか。真相は不明だが、少なくともデータから見る限り、「利用者全体において携帯電話向けの迷惑メールの被害は再び増加傾向を見せている」と見てよさそうだ。

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