【更新】している人はパソコン3割強・ケータイ5割強……意外に少ない迷惑メール対策

2009/08/18 04:35

迷惑メール対策イメージ先に総務省から2009年7月10日に発表された[情報通信白書]などを元に、【インターネットと携帯電話の普及率を世界の他国と比べてみる】などをはじめ、日本や世界各国のIT事情の現状を色々とグラフ化しているわけだが、今回はパソコンや携帯電話に到来する「迷惑メール」の対策について確認をしてみることにする。迷惑メールを送りつけてくる不逞の輩のために無駄な時間と手間を費やすのはシャクだが、対策を講じることで、その「無駄な時間と手間」の浪費を最小限に抑えられるのなら安いものだと思われるのだが……。

スポンサードリンク


今データは「情報通信白書」上に記載されているが、直接は[通信利用動向調査(2009年発表分)]に記載されているもの。今調査は2008年末時点の状況について2009年1月に調査票を郵送送付して回答してもらい、同じく郵送送付によって回収され行われたもので、有効回答数は4515世帯分。同様の調査を2008年1月にも行っているが、こちらの有効回答数は3640世帯分。

迷惑メールを受信した経験がある人は、多少のぶれはあれどパソコンも携帯電話も大体4人に1人の割合となっている。

「迷惑メール受信経験あり」の割合
「迷惑メール受信経験あり」の割合(再録)

それではそれらの迷惑メールに対し、何らかの対策を講じているのだろうか。パソコンでは37.8%・携帯電話では56.8%の人(100%から「何も行っていない」「無回答」を引いた値)が何らかの手を打っていることが分かった。携帯電話の方が、所有者自ら対策している割合が多い。

迷惑メール対策(パソコン、インターネット利用者がいる世帯限定)
迷惑メール対策(パソコン、インターネット利用者がいる世帯限定)

迷惑メール対策(携帯電話、インターネット利用者がいる世帯限定)
迷惑メール対策(携帯電話、インターネット利用者がいる世帯限定)

パソコンで対策を講じない人が多いのは、何もしなくとも利用しているプロバイダーやメールソフトで自動的にある程度のフィルタリング(迷惑メール対策)を実施しているからだろう。一方携帯電話では、「アドレスの複雑化」は効果が薄いと判断されたのか利用者がやや減少しているが、一方で「メール指定受信拒否機能の活用(特定アドレスの受け取り拒否)」「メール指定受信機能の活用」(特定アドレスのみメール受け取り)をはじめ、各項目の利用割合が増えている。各携帯電話事業者が提供する、これら迷惑メール対策機能も操作が分かりやすくなり、利用のためのハードルが低くなったのも、成果をあげているものと思われる。

これを2008年末分について、パソコンと携帯電話で併記してみると次のようなグラフになる。

迷惑メール対策(2008年末/パソコンと携帯電話/インターネット利用者がいる世帯限定)
迷惑メール対策(2008年末/パソコンと携帯電話/インターネット利用者がいる世帯限定)

やはり携帯電話利用者の方が、迷惑メール対策には力を入れているようだ。また、機能が使いやすいのも利用される頻度が高い原因でもあるようだ。



携帯電話の迷惑メール対策の中でも「メール指定受信機能使用」は、その利用率が1年間で2倍近くにも伸びている。多少のデータ上のぶれがあるとはいえ、この伸び率は注目に値する。「あらかじめ指定したメールアドレス・ドメイン以外のメールはすべて受信をお断りする」というものだが、受け取るべきメールの相手が限定されているのなら、これほど確実な対策は他にはない。

百歩譲ってパソコンならば「ゴミ箱フォルダ」に入れておしまいだが、携帯電話の場合は迷惑メールでもパケット料金がかかる(=自分の財布が痛む)だけでなく、余計な注意を支払う必要まで生じてしまう。これほど苛立つことはない。せめて携帯電話事業者側が用意してくれた対策をフルに活用し、極力少量に抑えるよう努力するしかないだろう。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー