自動車も食生活も住宅も そこそこ満足 今の若者

2009/08/11 08:01

満足イメージ内閣府は2009年8月10日、国民生活に関する世論調査の結果を発表した。それによると現在の生活環境上の主な項目「自動車や家電製品などの耐久消費財」「食生活」や「住生活」において、大体満足している人は7-8割に達していることがわかった。年齢階層ごとの差異はあまり見られず、若年層における消費性向として語られている「購入意欲が乏しい」という説を裏付けるデータとなっている(【発表リリース】)。

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今調査は2009年6月4日から21日までの間、層化2段無作為抽出法で抽出された全国の20歳以上の男女1万人に対し行われたもので、有効回答数は6252人。男女比は2945対3307。

現在の生活に関する満足度について、生活環境上の主な項目「自動車や家電製品、家具などの耐久消費財」「食生活」や「住生活」の面で「満足している」「まあ満足している」「どちらともいえない」「やや不満」「不満」の5段階(+「わからない」)で尋ねたところ、全体では「満足している」と「まあ満足している」の満足派は、「食生活」面で83.9%とやや高い値を示したものの、全体的には7-8割の範囲に収まり、多数が満足している結果となった。

生活環境上の満足度(満足+まあ満足の値)
生活環境上の満足度(満足+まあ満足の値)

年齢階層別に見ると、住生活の面でやや高齢者の満足度が高い傾向が見られるが、それを除けば一様に歳の差による違いはないように見える。一般的にこれら物欲は金融資産などと同様に「若い時はお金がないから欲しい物があっても買えない」「歳を経てお金を稼げるようになったら自動車や一軒家を買ったり、美味しいものを食べるんだッ」というように、「若年層ほど満足度が低く、高齢層ほど(若い時の目標を果たして)満足度が上がる」傾向を示すと思われていたものだが、少なくともこのデータからはその様子は見られない。

若年層の高満足度は
物欲が節約型になったのが主要因。
お金持ちになったからではない。
逆にいえば現在の若年層は「大体の物欲に満足してしまい、積極的な消費行動に走らない」と見ることもできる。これは【「自動車に興味も関心もナシ」若年層ほど増加傾向】【消費しない「新ニッポン人」、休日の過ごし方で8割は「インターネットやメール」】などでも触れているように、若年層を中心にライフスタイルが(「ワンマイル(1マイル)族」という表現に代表されるような)少消費・節約型に変化したことが主要因であり、決して若年層が高齢者同様に多額の金融資産を得たからではない。

老いも若きも同じ程度の消費意欲を持つのなら、お金を持っている高齢者に向けてアピールした方が、購入成約可能性は高くなる。今後ますます高齢者向けの提案型高額商品の展開は増えてくることだろう。

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