ホーム>時節,>
「お年寄りがいる家」のうち1/4・414万世帯は「一人きり」

2009年08月04日

「お年寄りがいる家」のうち1/4・414万世帯は「一人きり」

2009年08月04日04:45

お年寄りがいる家イメージ総務省統計局は2009年7月28日、2008年における住宅・土地統計調査の速報集計結果を発表した。それによると、65歳以上の高齢者がいる世帯は1820万8000世帯となり、主世帯全体の36.7%を占め、過去最高に達していたことが明らかになった。また、高齢者一人だけの「高齢単身世帯」は413万9000世帯を数え、こちらも過去最高を記録している。高齢化の進行は、世帯構成にも大きな変化をもたらしているようだ(【発表ページ】)。

今調査は5年毎に行われているもので、今回は2008年10月1日時点のデータを計測したもの。約21万単位区を対象に、対象世帯に調査員が調査票を配布・後日回収する方式で行われている。

1戸の住宅に1世帯が住んでいる場合はその世帯を、複数の世帯が住んでいる場合は、そのうち家の持ち主や借主の世帯である主な世帯を「主世帯」と呼ぶ。その主世帯について、2008年においては65歳以上の高齢者がいる世帯は1820万8000世帯となり、過去最高を記録した。また、高齢者一人だけの「高齢単身主世帯」は413万9000世帯となり、こちらも過去最高の値を見せている。

世帯の型別主世帯数(×1000世帯)
世帯の型別主世帯数(×1000世帯)

この値について、切り口を変えて、「全世帯に占める高齢者のいる世帯の割合推移」と「高齢者のいる世帯に占める高齢単身世帯の割合推移」でグラフ化したのが次の図。

全世帯に占める高齢者のいる世帯の割合推移
全世帯に占める高齢者のいる世帯の割合推移

高齢者のいる世帯に占める高齢単身世帯の割合推移
高齢者のいる世帯に占める高齢単身世帯の割合推移

2008年のデータで見れば、「全世帯のうち3戸に1戸超には高齢者がいる」「高齢者のいる世帯のうち4戸に1戸弱は高齢者の単身世帯」という計算になる。

以前【子どもと成人とお年寄りの割合の変化をグラフ化してみる】【3世帯に1世帯以上が独り暮らし・4割が65歳以上……2030年の日本像推計】などで、2030年における推計値として「独り暮らし世帯のうち65歳以上は717万世帯、独り暮らし世帯全体の39.3%」という値を提示したが、その予想があながち的外れでないことが理解できる。

なお、可能性として「主世帯は高齢者一人かもしれないが、子供夫婦が同居世帯として生活しているので、一人ぼっちでは無い」場合も否定できない。しかし同資料中にある「1世帯あたりの人員」と「同居世帯がある世帯の割合推移」を見ると、そのような事例は例外中の例外であり、ほとんど誤差のレベルでしかないことが分かる。

「1世帯当たり人員」と「同居世帯がある世帯の割合」の推移
「1世帯当たり人員」と「同居世帯がある世帯の割合」の推移

同居世帯がある世帯の割合が0.5%ということは、逆に考えれば99.5%が核家族化していることになる。また、核家族化は1960年後半から1970年代にかけて急速に進んだことも把握できよう。【「高齢者」「一人暮らし」】で検索すると、さまざまな社会問題が提議されていることが分かる。今後増加することがほぼ確実な「高齢者の一人暮らし」について、さまざまな面からの対策が求められよう。




これらの書籍が参考になります

トラックバックURL

TB URL:

ご感想・リクエストは

【一言掲示板】への書き込みか【管理人へのメール】にて。

« トップへ    « 前記事|次記事 »


(C)Garbagenews.com/JGNN|このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ