中学生前から英語を学んでいた人の大半、学習塾や英会話教室を活用

2009/08/01 19:02

英会話教室イメージ【ベネッセコーポレーション(9783)】は2009年7月29日、中学生を対象にした英語学習の実態と、英語・外国に対する意識調査の速報版を公開した。それによると、調査母体の中学2年生において、中学校に入学する前に学校の授業で英語などの勉強をしていた人のうち、半数近くは「学習塾」や「英会話教室」で英語に触れていたことがわかった。通信教育やインターネット教材などは少数派で、他の科目同様に「特定の学習場に通うこと」で事前に英語を身につけていたことになる(【発表リリース、PDF】)。

スポンサードリンク


今調査は市区町村の人口規模および人口密度を考慮した有意抽出方法によって選ばれた全国の中学2年生を対象に、2009年1月から2月にかけて、学校通しの質問紙による自記式調査によって行われたもので、有効回答数は2967人。男女比は53.1対46.6(他に無回答・不明が0.2)。

先に【「英語が苦手」な中学生は6割超、つまづきは中1後半までに 】などで触れているように、今後義務教育課程において、小学校高学年でも英語を積極的に学ぶ機会が得られるようになる。しかし現時点では「総合的な学習の時間」の「国際理解に関する学習」の一貫として、英語活動が行われている程度。基本的に中学に入る前に英語に触れ、本勉強に慣れるためには、何らかの形で自発的な行動を起こさねばならない。今調査では「中学に入る前に学校の授業以外で英語や英会話の勉強をしていた」人は全体の39.2%・1163人という結果が出ている。

それではその39.2%の人が、いったいどのような手段を用いて英語に触れていたのか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「学習塾」で46.3%だった。次いで「英会話教室」で42.0%。この二つのみが4割を超えている。

どのような教室や教材で、英語や英会話の学習を行っていましたか(中学入学前の学校外で英語学習をしていた人)
どのような教室や教材で、英語や英会話の学習を行っていましたか(中学入学前の学校外で英語学習をしていた人)

中学以前の
英語学習、メインは
「学習塾」と「英会話教室」
他の項目は「通信教育の英語教材」がやや数字的に高いものの、他はすべて少数派となっている。よほど英語に注力している保護者や、英語の勉強熱心な子供でない限り、「学習塾」の英語と「英会話教室」の双方を同時に取得しているとは考えにくい。両方に当てはまる人は少数であるだろうことから、この二つが「中学より前に英語を学ぶ人たちの学習方法のメイン」とみなしてよいだろう。

逆に考えれば、保護者なり子供本人が「中学に入る前から英語を学ばせたい・学びたい」という意思を持っている場合、この2つが定番であり、安心感を持たれていると見ることもできる。確かに(家庭教師や幼稚園・保育園を除けば)第三者の管理の元での学習であり、子供の自発的学習よりは確実性が高い、と保護者側も考えることができよう。



上記数字から逆算すれば、「中学に入る前に学習塾で英語を学んでいた人は18.1%」「英会話教室に通っていた人は16.5%」ということになる。1割強-2割近くの人が、中学に入る前から英語の基礎がある程度できていたという計算だ。好き嫌いは個々の性向によるしかないが、「スタートダッシュ」という観点では注目すべき数字ともいえる。何しろスタートの時点ですでに「5人-6人のうち1人」に入っているのだから。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2018 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー