新学期の準備、案外ネットショッピングは…

2009/08/01 09:51

オンラインショッピングイメージ日本では桜の花が舞い散る4月が学校の新学期だが、アメリカでは一般的に9月が新学期・始業式の季節。7月から8月にかけて、本人はもちろんその保護者も色々と新学期の準備をしなければならない。【不景気でもオンラインショッピングは大健闘・「サイバーマンデー」は15%増】などにもあるように消費スタイルにおいてもオンライン化が進む昨今だが、新学期の準備も「ネットでショッピング」一辺倒なのだろうか。【e-marketer】によると、意外にも既存の安売り店などに人気が集まり、ネットショッピングはまだまだ二の次・三の次のポジションにあるようだ。

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元記事に掲載されていたのは調査会社NRFなどが2009年7月14日に発表したデータで、6歳から17歳の子供(=新学期を迎える予定のある子供)を家族に持つ18歳以上の男女に尋ねたもので、2009年6月から7月の動向についてのもの。それによると、4人に3人までが「ディスカウントストアで新学期の各種用品を取りそろえている」と答えている。

子供の新学期の準備はどこでする予定ですか(アメリカ、2009年6-7月)(複数回答)
子供の新学期の準備はどこでする予定ですか(アメリカ、2009年6-7月)(複数回答)

その他にもデパートや衣料品店、事務用品店など「リアルな」店舗で買い求める人が多く、オンライン経由で購入する人は22.2%、ほぼ5人に1人しかいない。やはり新学期の各種用品は手にとって、子供と一緒に直に見聞きして確認して取り揃えたいという意向が強いのだろうか(あるいは到着が遅れて間に合わないというリスクを避けたいのかもしれない)。

一方、景気後退の折、新学期の準備について何か変わったことがあったのか否かについて尋ねたところ、「なんの変りもない」とした返答はわずか14.9%にすぎなかった。

景気動向は子供の新学期の準備にどんな影響を与えていますか(アメリカ、2009年6-7月)(複数回答)
景気動向は子供の新学期の準備にどんな影響を与えていますか(アメリカ、2009年6-7月)(複数回答)

セールスを多用したり財布のヒモをしめたり、新聞や広告をよくチェックしたり、プライベートブランドを活用したり、さらには【値引きクーポンを多用する】など、「生活・倹約の知恵」をフル動員しているが、こちらもネット系のサービスはあまり人気がないようだ。

グラフの生成は略するが、別の提供元資料によると、「新学期を迎える子供を持つ母親が、その子供の新学期の準備のためにネットショッピングを使う割合」を尋ねたところ、ゼロ、つまりまったく使わないという回答が61%を占めていた。「25%くらい」は28%、「半々」は8%、「全部オンライン」は1%に過ぎない。



新学期の準備においてネットショッピングが不評なのは、上記にもあるように「子供と一緒に、直に商品をチェックしたい」という理由の他、「単独のネットショップでは必要な品を揃えられないから」という不満があるようだ。逆にいえば、その不満を解消できるような「仕組み」があれば、ネットショップが使われる機会は増えるものと思われる(もちろん「直に触れる」という弱点は解消できないが)。

ネットショッピングイメージそしてこれは何も「新学期の準備」に限ったことではないようにも思える。例えば【キャンピングカーをバーベキューカーにするオプション、アマゾンで販売中】にもあるように、アメリカの人たちが大好きなバーベキューの準備をオンライン上で展開する場合、単にグリルだけを売るのでは、利用者は不便を感じてしまう。さまざまな備品(ガスボンベや調理器具)や材料(冷凍通販のお肉や現地直送の野菜)を用意し、「ここですべてが揃う」という「オールラウンド的なバーベキュー専門店」を形作る必要がある、というわけだ。

あるいはアメリカではすでにこのような考えのもと、「新学期のためのオンラインショップ」の類が用意されているのかもしれない。

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