【更新】「テレビを見る時間が減った」24%、10代は4割近くも

2009/07/31 05:15

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テレビを見るお年寄りイメージC-NEWSは2009年7月30日、テレビ視聴に関するライフスタイル調査結果の一部を公開した。それによると調査母体においては、この1年間にテレビ視聴時間が増えた人は1割台だったのに対し、減った人は2割に達していることがわかった。また年齢階層別では、年を重ねるにつれて「視聴時間が減った」という回答者が減少する傾向にあることも分かった。テレビ視聴時間と年代間による違いは、ここにも表れているようだ([発表リリース])。


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今調査は2009年7月16日から18日、自宅でテレビ番組を見る15歳以上の人を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は10代100人・20-34歳300人・35-49歳300人・50歳以上300人。インターネット経由のため、テレビ視聴には「多少」不利な数字が出る可能性があることを示唆しておく。

同調査ではテレビ視聴時間やよく観るジャンル、視聴機器などについての結果が伝えられているが、その中で「全体的に見て、昨年の同時期と比べてテレビを見る時間はどのように変わったか」について尋ねたところ、全体では「増えた」人は12%・「減った」人は24%に達し、減った人が増えた人の2倍という結果が出た。

全体的に見て、昨年の同時期と比べて、あなたが1日にテレビ番組を見る時間は、どのように変わりましたか
全体的に見て、昨年の同時期と比べて、あなたが1日にテレビ番組を見る時間は、どのように変わりましたか

興味深いのは「増えた」層はどの年齢階層・性別でも変わらないのに、「減った」層は若い人ほど多く歳を経るほど減る傾向にあること。10代は「減った」が4割近くもいるのに対し、50歳以上は1割強でしかなく、その差は2倍強にも達している。【ついに「テレビよりインターネット」の世代登場・年齢差がきわだつメディアへの接触時間】などでも触れているように、視聴ハードルの低いメディアの代表格であるテレビに対しては、高齢層の方が良く好む傾向が強い。全体的にテレビ視聴時間が減少する中でも、高齢層におけるそれは最小限にとどまっているのも、それが原因だろう。

具体的な視聴時間の変化については、逐次他の調査機関などの結果で明らかになる。昨今のテレビ事情が視聴者の姿勢にどのような影響を与えているのか、興味深いところだ。


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