「何か分らないけどとてつもなく不安…」強迫性障害(OCD)のチェックリスト

2009/07/29 07:46

不安・心配イメージ強迫神経症とも呼ばれていた強迫性障害(Obsessive-Compulsive Disorder、OCD)は精神の失調の一つであり、いわゆる「不安障害」の一種でもある。「不安や不快」が極度に感じられる「強迫観念」と、それを打ち消すために一般には不合理に見えるような行為「脅迫行為」から形成されるもので、主に本人自身に対して行われるもの。【HealthDay】では【アメリカ不安障害協会(ADAA、The Anxiety Disorders Association of America)】の言葉を借り、OCDのシグナル・傾向として次のような事象を挙げている。

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・汚れているものや病症に対し、理由のない、あるいは自分自身の思い込みによる恐怖心、不安が継続する。
・物事の整理や並べ替えなどに、特定の方法に関する度を越したこだわりを見せる。
・自分の考えや行動が、自分自身、あるいは他人を傷つけてしまうのではないかという怖れを持つ。
・意味のない、価値のないものを貯めこんでしまう。
・「自分が誰か他人を傷つけてしまうかも」と、特に理由もないのに不安や恐れを抱いてしまう。
・衝動的、何度も何度も自分の体を洗ったり、家を掃除してしまう。
・ドアのカギがかかっているか、電気製品のプラグは抜いてあるか、コンロの火は消しているかなどを繰り返し確認してしまう。
・ある単語や名前を繰り返し口ずさんでしまう、同じ場所や同じ道を繰り返し歩くなどのくせがある。
・絶え間なく会話を繰り返したり、単語を語り重ねたり、数を数えたりする。

一つ一つはあまりにも汎用的・一般的すぎることやあくまでもADAAの「シグナルとしてありうること」のリストであって、一つや二つが該当しても特に心配することは無い。たとえば「意味のないものを貯めこむ」は本人にとっては意味・価値のあるものの場合も多いし(特に趣味系のもの)、ドアのカギやガス栓のチェックは防犯・防災のためには必要不可欠な行動様式。また、単に心配症や潔癖癖があり、清潔感を保ちたいがために人より手をよく洗うなどの行動をする場合もある。

ただし、たとえばいわゆる「ゴミ屋敷」のように何でもかんでも無意味なものを貯めこんでしまい部屋の床が見えない状態になっていたり、寝る前に5回も6回も玄関のドアのカギが閉まっているかを確認してしまったり、あとから思い返せば「どうしてこんなことを思って不安になったんだろうか」という様なマイナススパイラル的な思い込みが頻繁にある場合には、OCDの可能性が無いとはいえない。

上記リストは知識として頭の片隅に放り込んでおき、「もしかしたら…」という時には思い返し、「あるいは?」と感じたら専門医のドアを叩いてみる選択肢を取るのも良いだろう。もちろんそれを恥ずかしいことと感じることは無い。人間誰しも多かれ少なかれ、物事に対する不安は持ち合わせているのだから。

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