お薬をどこで買うかを決める時、やっぱり決め手は「安く」「すぐに」買えるか

2009/07/28 04:40

薬屋イメージマイボイスコムは2009年7月21日、医薬品の購入に関する調査結果を発表した。それによると、医薬品を購入する場所を決める要素としては「安い価格で購入できる」がもっとも大きな要素で、6割近い人が考慮の対象に挙げていることがわかった。次点としては「欲しい時にすぐ購入できる」があり、こちらは約半数の人が回答している。医薬品購入場所について論議される際に良くテーマとしてのぼる「専門家のアドバイス」や「周囲の人目を気にしなくて済む」などは、ほとんど眼中に無いようだ(【発表リリース】)。

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今調査は2009年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われ、有効回答数は1万5013人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代36%・40代30%・50歳以上19%。

【ネットでの お薬購入 メリットは 「時間を気にせず 買うことができる」】などで説明しているように、2009年6月施行の改正薬事法により、一般の医薬品は第1種-第3種に分類され、それぞれ販売について多種多彩な規制が設けられるようになった。特に「インターネット経由では第3種のみしか販売できない」「スーパー・コンビニでも薬剤師、あるいは登録販売者がいれば第2・第3種の医薬品を販売できる」が大きな変更点といえる。

医薬品購入者にとっては、購入場所の種類が増え、購入環境に変化が生じたわけだが、それでは購入する場所を選ぶ際にはどんな点に留意するのだろうか。複数回答で尋ねたところ、もっとも多い回答は「安い価格で購入できる」で56.6%に達していた。

医薬品を購入する際の、購入場所選択のポイント
医薬品を購入する際の、購入場所選択のポイント

ややポイントが下がるものの、次点で高い得票があった項目は「欲しい時にすぐ購入できる」。モノがモノなだけに、緊急性を要するということだろう。以後「たくさんの種類の中から選べる」「自分が欲しい特定の商品が確実に購入できる」「他の買い物のついでに購入できる」などが続き、これらが大体3割圏。

これらの項目以降は1割かそれ以下で「少数意見」の域にある。冒頭でふれたように、医薬品の購入場所の論議の際に必ず持ち上がるテーマ「専門家のアドバイスがもらえる」「周囲の目を気にしなくて済む」「自宅に届けてもらえる」などがいずれも1割前後でしかないのは意外なところ。

これらの「購入場所選択のポイント」と、「ネット通販」「コンビニ」「薬局やドラッグストア」それぞれについてどれだけ対応しているかを(当方の独断と偏見ではあるが)対応表にしたのが次の図。

「医薬品を購入する際の、購入場所選択のポイント」と主要購入先の対応度
「医薬品を購入する際の、購入場所選択のポイント」と主要購入先の対応度

「安い価格」で「薬局やドラッグストア」が△なのは、薬局ではほとんど値引きが見られないため。「欲しい時にすぐ」で「ネット通販」が△なのは、「購入手続き」はすぐにできるが入手には時間がかかるため(言葉の解釈次第では「×」ともいえる)。「特定の商品が確実に」で「コンビニ」が△なのは、店舗スペースを考えると取り揃えられるアイテム数には限界があるため。

コンビニイメージこのようにしてみると、それぞれの販売サイドにおいて、他の販売場所が互いを補完し合っていることや、それぞれの場所での長所・短所と購入者が重視しているポイントの違いが見えてくる。新規参入組ともいえるコンビニが、他の場所との補完関係をどのように活かし、売上を確保していくのか。【コンビニの大衆薬の販売は 新規顧客を得るチャンスか!?】などにあるように、コンビニの来客をさらにかさ上げするチャンスとなるのか。今後の成り行きを注意深く見守りたい。

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