エアコンは「ブランド」「パワー」が大事かな? やっぱり「価格」が何より一番!
2009/07/26 10:17


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今調査はインターネット経由で2009年7月1日から5日の間に行われたもので、有効回答数は1万5267人。男女比は46対54で、年齢階層比は30代35%・40代31%・50代以上19%など。なお、今調査母体においてエアコンをこれまで購入した経験がある人は83.6%に達している。
今や夏の暑い時期、冬の寒い時期には欠かせないエアコン(エアー・コンディショナー)。【テレビやパソコンなどの普及率(下)……乗用車やエアコン、デジカメなど】にもあるように普及率は9割近くに達し、テレビに迫る勢いでもある。しかし他の冷房機器である扇風機や、暖房機器のストーブと比べると「商品そのものの単価が高い」「取り付け工事など導入時に手間がかかる」という点で、気軽に購入・差し替えできる類のものではない。
そこで、購入時に色々考えるであろう「選択の上でのポイント」のうち、重視した点について複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの同意を得られた選択肢は「価格」だった。実に購入経験者の4人に3人までが「価格を重視してエアコンを選択した」と回答している。

エアコン購入時に重視した点
第二位には「メーカー・ブランド」、第三位には「パワー」がついている。ブランドはブランド力やそのメーカーに対する好感度、あるいは「信仰」に近いものがあるのだろう(たとえば液晶テレビでシャープ製のを買って満足しているから、エアコンもシャープ製のを買おう、という具合)。また、パワーは自分の使用目的や使用場所を考えた際には必要不可欠な項目。12畳の部屋を冷やしたいのに6畳用のエアコンを買ったのでは効果はあまり期待できない。
さらに第四位になってようやく「ランニングコスト」がお目にかかることになる。トップに「価格」という、初期投資コストがダントツでついているのに、日々の概算使用料金についてはあまりこだわらないようだ。やはり「維持費用の違いといっても、一日数円から数十円くらいの違いだろうし…だったら最初に数万円安いエアコンの方がいいナ」という考えになるのだろう。

初期導入コストとランニングコストの受け止められ方の違いについては、具体的な差異があまりつかみ取れないからなのかもしれない。たとえば夏場45日・冬場60日エアコンを使うとして、ランニングコストが1日100円違えば、年間で1万0500円もの差が出る。10年稼働させれば10万円強。エアコンがもう一台買える価格になる。このように具体的な数字を出せば「下手に安いエアコンに手を出すと、安物買いの銭失いになるかな…」という思いが頭に浮かぶかも。
なかなか買い換える機会がない電気機器なだけに、選択には十分な注意を払い、計算をする必要がありそうだ。
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