「安物買いの銭失い」知ってる中高生は約2割…お金のことわざの認知率をグラフ化してみる

2009/07/26 10:13

1円イメージ【中学生・高校生のおこづかい額をグラフ化してみる】などで利用した、金融広報中央委員会「知るぽると」が2005年度版として公表した【子どものくらしとお金に関する調査】。これを元に子供たちとお金に関するデータをグラフ化する企画記事の最終回。今回はお金に関する色々なことわざを提示し、それを知っているか否かについて焦点を当ててみることにした。すなわち、「お金のことわざ認知率調査」である。

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今調査は2005年12月から2006年3月にかけて、小中高生に対し調査票郵送方式によって行ったもの。調査母体はそれぞれ1万件前後に達しており、データそのものはやや古めなものの、精度としてはかなり高い部類に入る。また、携帯やインターネット経由ではないため、「メディアの利用状況によって差異が生じる」というリスクを回避できる。

先人の知恵がぎゅっと圧縮された「ことわざ」はお金の分野においても多種多彩なものがある。それらについて当時の中高生が知っているか否かを尋ねた結果が次のグラフ。知られているものは9割以上の回答率を示しているが…。

知っているお金のことわざ
知っているお金のことわざ

「安物買いの銭失い」を除けばすべて中学生よりも高校生の方が認知率が高い。また、その「安物買いの銭失い」自身も中高生とも認知率が低いため、高校生の方が値が低いのも誤差の範囲と思われる。「学校区分が上がるほど認知率が高くなる」のは幸いというところか。

また、認知率が3割を切っている「安物買いの銭失い」「悪銭身につかず」(中学生のみ)「衣食足りて礼節を知る」「地獄の沙汰も金次第」は、色々な意味で子供のうちから内容を知っておいてほしい・知るべきことわざといえる。ちなみにそれぞれ、

「安物買いの銭失い」…安価な物を買うと、品質が悪かったり、すぐに買い替えなければならなかったりするので、かえって損になるということ。
「悪銭身につかず」…盗み・賭け事などで得た金銭は、むだに使われてすぐになくなってしまう。
「衣食足りて礼節を知る」…人は、物質的に不自由がなくなって、初めて礼儀に心を向ける余裕ができてくる。
「地獄の沙汰も金次第」…地獄の裁判も金の力で有利になる。この世はすべて金の力で左右されるというたとえ。

【Yahoo!Japan辞書】より抜粋

という意味である。



一連の金融広報中央委員会「知るぽると」の調査は2005年度版として公開されたきりであり、はたして区切りのよい2010年度版が調査登場するのかは不明。とはいえ、お金周りで子供を対象にした調査はめったに行われるものではなく、その内容も非常に価値が高いものであることから、是非とも実施してほしい調査であるといえる。現在も進行中の「金融工学危機」による景気後退の中で、子供たちのお金への価値観がどのように変化したのか、非常に気になる、という人も少なくないだろうから。

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