自動車が通るだけで電力を生み出すドライブスルー

2009/07/24 05:06

MotionPowerイメージ今流行りの太陽光発電・太陽電池などが好例だが、日常生活における何気ない行動や身の回りの出来事も、発想の転換と工夫で新たなエネルギー源になりうる。【InventorSpot】によると、そんな「何気ない行動をエネルギーに変える」実験がアメリカのハンバーガーチェーン店「バーガーキング」で行われているそうだ。いったいどんな「工夫」で新たなエネルギーを得ようとしているのかというと…

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ドライブスルーを通過する自動車を利用したエネルギー生成装置「MotionPower」を解説。
ドライブスルーを通過する自動車を利用したエネルギー生成装置「MotionPower」を解説。【直接リンクはこちら】

バーガーキング内のある店舗でドライブスルーの通路上に、自動車が通過することで抑え込まれる無数の羽扉装置(MotionPower)を設置する。ドライブスルーを自動車が利用するために通路を通過すると、羽扉が逐次押し込まれて運動エネルギーが得られ、それを電気エネルギーに変換するという仕組み(通過した後は元に戻る)。実験場となったバーガーキングの店舗を利用する自動車は年間15万台ほど。それなりに店の消費電力をカバーできるのでは…という考えだ。なおこの方式はすでにイギリスのスーパーSainsbury'sで行われていて、30kW/hの電力を生み出してるとのこと。

MotionPowerイメージ一見すると「なるほど、わずかな発電量かもしれないが、新しいエネルギー源の確保には違いない」と素晴らしいアイディアのようにも見える。しかし羽扉上を移動する各自動車にとっては余計な負荷がかかり、ガソリンを余分に消費することになる。各利用者が消費を増やしたエネルギーの一部が、設置側(バーガーキングの店舗)に移行したに過ぎないという意見があり、それも否定できそうにない。また、激しく踏みつけられる装置のメンテナンス費用を考えれば、得られるエネルギー量と比べて効率が悪いのではないか、さらには逆走する自動車が来たら装置が皆壊されてしまうゾ、という指摘もある(掲載動画のコメント欄より)。

発想そのものは悪くないのだが、現実的なものか否かというとまた別の話。残念ながら【歩くだけでもエネルギーが出来る!!JR東日本(9020)、東京駅で振動力発電「発電床」の実験開始】で紹介した、自動車では無く「人間の」移動エネルギーを電力に変換する「発電床」の方が、意義があるようにも見えてくるのは当方だけだろうか。

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