【更新】ブログの内容をフリーペーパーにした「ブログ新聞」、意外な層から期待

2009/07/21 04:58

新聞を読む女性イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアなどは2009年7月16日(21日)、インターネット上の人気ブログを集めて印刷して作る「ブログ新聞」サービスに関する意識調査の結果を発表した。それによると調査母体においては「ブログ新聞」を読みたい・興味があるという人は全体の3割強に達していることがわかった。特に年を重ねるほどその割合が増え、「読みたい時に読めそう」「手軽に持ち運べそう」などの理由が増加する傾向にある([発表リリース])。

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今調査は2009年6月30日から7月3日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は554人。男女比は52.7対47.3で、年齢階層比は20代34.5%、30代30.9%、40代34.7%。

「ブログ新聞」の詳細は【ブログを印刷した新聞、読みたいですか?】にある通りだが、要は「人気ブログを集めて印刷して無料配布する」というもの。販売スタイル・ビジネスモデルはフリーペーパー方式で、無料で配って広告収入で益を出すのだという。「ブログで見られるものを何でわざわざ新聞で?」という疑問符が浮かぶ人もいるが、元記事にいわく「各媒体に対する慣れ・個人差」とのこと。【「新聞って信頼できるよね」「正確だよね」はそれぞれ6割、ただし若者と高齢者の間には大きなギャップも】にもあるような、「ネット媒体<紙媒体」という人(中堅-高齢層)がネット上の情報を取得するための手段、言い換えれば「メディアに対する世代間の違い」を埋める役割を果たすのが「ブログ新聞」というわけだ。

それではその「ブログ新聞」が日本でスタートしたと仮定し、それを読んでみたいと思うか否かについて尋ねてみたところ、全体では33.6%の人が「読みたい」と回答している。少なくとも3人に1人はニーズがあるわけだ。

もし日本で「ブログ新聞」のサービスが開始された場合、読んでみたいと思いますか
もし日本で「ブログ新聞」のサービスが開始された場合、読んでみたいと思いますか

興味深いのは、年齢が上がるにつれて「読んでみたい」人が増えること。40代では4割近くが肯定意見を示している。上記の「メディアに対する世代間の違いを埋める・ジェネレーションギャップの補完」を裏付ける結果となっている。仮に50代・60代の人に聞いてみれば、4割を超えるのではないだろうか。次回の調査ではぜひこの層にまで幅を広げてほしいものだ。

それでは「ブログ新聞」を読んでみたい理由は何だろう。用意された選択肢に対して肯定できるものについて複数回答で聞いてみたところ、もっとも多かったのは「読みたい時に読めそう」だった。

「ブログ新聞」を読んでみたい理由
「ブログ新聞」を読んでみたい理由

こちらも年齢階層別に見ると、「読みたい時に読めそう」「手軽に持ち運べそう」の2項目において、年齢が重なるにつれて回答率が増加する傾向が確認できる。ノートパソコン・携帯電話・iPhoneなどのデジタルモバイル端末より、紙媒体の方が「読みたい時に読めるし、手軽に持ち運べるから便利そうだし読んでみたい」という、中堅層以上の素直な感想が見え隠れしている。逆にいえば、デジタル端末ではそれらの行為(いつでも読みたい、持ち運びしたい)が難しい層、と言い換えることもできよう。



新聞を読むシニアイメージネット上のメディアであるブログを紙媒体に落とし込むには、単純にプリントアウトするのもアリだし、【MovableTypeの新聞ブログ・プラグイン】のような専用ツールを用いるという手だてもある。情報取得のためのハードルを下げるという観点、そしてデジタルメディアが苦手な人・年齢層に、ネット界隈の情報を伝達するという点でも「ブログ新聞」は興味深い。また、ニーズも確実に存在する。

試行錯誤は必要だろうが、そう遠くない将来において、日本でも似たような試みが行われる可能性は決して低くない、といえよう。

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