麗しの街ベニスがチューイング・ガムに支配された日

2009/07/21 04:30

チューイング・ガムinベニスイメージ芸術家は時として普段ありえないもので建物などを包みこんだり埋め尽くして、何らかの芸術的アピールを試みることがある。何でもかんでも包み込んでしまう芸術家クリスト(Christo)がよい例だ。今回紹介するのも似たようなコンセプトによるもので、芸術的なまでの美しさを誇るイタリアの街ベニスが、巨大なチューイングガムによって支配されてしまうというものだ(【参照:Toxel.com】【作者公式サイト該当ページ】)。

スポンサードリンク


「うにょーん」という効果音が似合いそうな、巨大なガム。
「うにょーん」という効果音が似合いそうな、巨大なガム。

この作品はドイツの芸術家Simone Decker氏によるもので、1999年の作品。具体的なことは元記事にも製作者のサイトにも記載されていないが、観光地における観光客のマナーについて訴えるところがあったのかもしれない。つまり「あなたがふと落としたそのガムも、この美しい街ベニスにとってはこれほどのインパクトを与える…かもしれない」ということだ。物事を極大化してオーバーに表現し、事態の良し悪しを表現することはよくある手法ではあるが、これを見ると観光客の「行儀」も少しは良くなるかもしれない。




ベニスの街に散乱するチューイング・ガムたち
ベニスの街に散乱するチューイング・ガムたち

同氏はどちらかといえば「イメージ」を自分なりの考えで具象化することに優れたセンスを持っているようで、たとえば「ホワイトノイズ(不規則に上下に振動する波、「ざー」というような通常音声のホワイトノイズ)」という作品では、不規則な波形の音が飛び交う様子を「いろいろなテープが無造作に空間内に張り巡らされている情景」で表現している。

「ホワイトノイズ」
「ホワイトノイズ」

芸術家のセンスの良さと、表現力の豊かさに改めてため息が出そうな作品たちである。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー