パソコンと携帯、同じ検索でも利用の仕方は結構違うネ

2009/07/18 09:56

携帯で検索イメージWeb-マーケティングガイドは2009年7月16日、パソコン(PC)と携帯電話の検索に関する比較調査の一部を公表した。それによると、「検索をする場面・利用シーン」の傾向はパソコン(PC)と携帯電話で大きな違いがあることが分かった。携帯電話では「常に持ち歩く」という特徴を活かした使われ方が一部で行われているものの、まだまだ未開拓の部分が多いこともうかがえる(【発表リリース】)。

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今調査は2009年7月7日から9日、10代-50代において、パソコンと携帯電話の検索の双方を良く利用する男女431人に対しインターネット経由で行われたもの。男女比は1対1、年齢階層比は10代と20代が28.0%、30代20.0%、40代15.0%、50代9.0%。

「検索」という行為そのものについてはまだまだパソコン主流である(らしい)ことはすでに【携帯の検索機能はまだまだか、よく使われるのはやっぱりパソコン】でお伝えした通り。携帯電話しか使っていない人を除けば、「検索対象となるページの多さ」「検索結果の見やすさ」「検索時の入力のしやすさ」など、検索行為で必要となる「結果」の点で、パソコンの方がアドバンテージがあるからだ。

それではパソコン(PC)と携帯電話それぞれにおいて、どのような場面で、何がきっかけで「検索をする」のだろうか。複数回答で選択肢から選んでもらったところ、PC・携帯共に「自分でふと思いついた時」がトップについた。自分の好奇心や疑問に対する解を求めるために検索をする、という動機は媒体がPCでも携帯でも変わらないようだ。

どんな時に検索をするか
どんな時に検索をするか

ただし「好奇心・疑問・欲求への解の探究」という、「検索行為」の究極の目的を除けば、パソコンと携帯電話ではその目的に大きな違いが見えてくる。

●パソコン
・PCでウェブページを見ている時
・お店を探す時
・コンテンツを探す時
・テレビを見ている時

●携帯電話
・携帯でウェブページを見ている時
・道に迷った時
・お店を探す時
・メールを見ていた時

それぞれの媒体でウェブページを見ていた時に「はてなマーク」が頭に思い浮かべば、検索で調べたくなるもの。その際に現時点で利用していた媒体を使うのは道理にかなったもので、例えば「パソコンでサイトを見ていて気になったから”携帯で検索”」のようなパターンはあまりない。

また、「道に迷った時」などのように「他の行動中に問題が発生したので検索で解決する」という「現場でのツール的な使われ方」を携帯電話の検索機能がされていることが分かる(「交通広告を見た時」がわずかながらも携帯電話の方が高いし、「お店を探す時」でもPCが「事前準備」なのに対し携帯電話では「出先での場所確認」など、より身近な道具として使われていることは容易に想像がつく)。

要は元々「検索機能・行為」には、アドバイザー・知恵者への質問的な意味合いが強いが、携帯電話は「場所を問わず」可能なため、その傾向がさらに強くなるというところだろう。



【「Wiiはどこに売っているの?」アクセス解析で見る、検索サイトの使われ方と臨機応変な対処法】でも触れているが、検索エンジンそのものに慣れていない人ほど、「検索」サイトを対人の質問コーナーのように考え、まるで「問いかけるように」言葉を入力する場合が多くなる。携帯電話はパソコンと比べてより身近・胸元にあるため、その傾向が強くなるし、状況も多く想定できる。

困った時には携帯で検索イメージ例えば知人と「A駅のBデパートで待ち合わせ」と約束していたのに、A駅を降りてもBデパートが見つからない。そこで単純に携帯から「A駅 Bデパート」と検索するよりは「A駅のBデパートはどこ?」と聞きたくなり、入力してしまうというパターンだ(ちなみに最近の検索エンジンはよく出来ていて、例えば「池袋の西武デパートはどこ?」と入力して検索しても、ちゃんと該当する場所などのページが表示される)。

あるいはリリースでも触れられているが、利用者が「問題を解決したい」という壁にぶち当たった時にツールとして「検索」使うだけではなく、他の行動をしている時に使えるような検索機能も、「携帯電話」ならではの特徴を活かすために求められているのかもしれない。何しろ「パソコンで検索」している時は基本的にパソコンしかしていない(せいぜいテレビを観るくらい)だが、携帯電話を使っている時は、実に多種多様な行動をしている可能性があるからだ。

あるいはすでに一部の項目(交通情報など)で実現しているが、ホテルのコンシェルジェや執事のような機能を検索と連動するのも面白いかもしれない。例えばあらかじめ「めん類」が好きなことを個人データとして入力しておくと、ラーメンが美味しいことで有名な中華料理店のそばを通ったときに「近場に美味しいラーメンが食べられる中華料理店があります。検索してみますか?」と表示され、その店を検索できるようなキーワードがあらかじめボックスに入った形で検索サイトが表示される、といった具合だ。あるいは【任天堂とオリエンタルランド、DSでガイドを受けられる「イクスピアリ・ニンテンドーDSガイド」を展開】のような、無線LANとの連動もアリかもしれない。


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