8割以上の人は「仕事でストレスを感じる」・年を経るほど増える傾向も

2009/07/10 05:11

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仕事でストレスイメージ【ニフティ(3828)】【コクヨ(7984)】は2009年7月8日、ワークライフバランスに関する調査結果の一部を発表した。それによると調査母体においては、日々の会社生活の中でストレスを感じている人は全体で8割以上に達していることが分かった。男性と女性ではやや女性の方がストレス感が高く、年齢階層別では歳を重ねるほどストレス感が高まる傾向が見られている【発表リリース】


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今調査は2009年6月1日から4日の間に、インターネット経由で20代から40代の有職者900人に対して行われたもので、男女比は1対1、年齢階層比は20代・30代・40代で均等割当。

今回の調査のテーマ「ワークライフバランス」とは、仕事とプライベートの両立・バランスを意味し、このコントロールが良く出来ている人はストレスもたまりにくく、仕事も効率的にこなせ、QOL(生活の質)も高いといわれている。それでは逆に、ワークライフバランスがうまく取れていないのも一因とされる、「ストレス」を会社生活の中で感じているか否かについて尋ねたところ、全体では8割強が「ストレスを感じている」と回答した。

あなたは日々の会社生活の中でストレスを感じていますか
あなたは日々の会社生活の中でストレスを感じていますか

【仕事中のストレスを軽減させる5つのシンプルな方法】をはじめ複数の記事で解説しているが、ストレスはすべてが害悪というわけではなく、人間の成長をうながす有効な刺激にもなりうる。しかし時間的・分量的に過分なストレスは個々のキャパシティ(上限)を超え、マイナス要因の方が大きくなってしまう。

逆に「ストレスがまったく無い会社生活」は短期的に見ればハッピーな仕事場となるだろうが、中長期的には緊張感もなく伸びきったゴムのような状態となり、よほど自分自身を律する精神が無ければ、怠惰で意味の無い時間を過ごすことにもなりかねない。そのような解釈をすれば、言葉のニュアンス的に「まあ感じている」レベルはまだ許容できる範囲かもしれない。

とはいえ、性別はともかく年齢階層別にみると、大体において(女性30代は別)歳を重ねるにつれて「とても」と「まあ」を足した「ストレスを感じている人」が増加しているのが気になる。役職・部下もつき、重責を担うようになれば、それだけやる気も起きてくるだろうが、同時にストレスも感じるようになる、ということなのだろう。


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