【更新】分譲住宅の下げ幅が48.1%とキツい・2009年5月新設住宅戸数30.8%減

2009/07/02 04:10

国土交通省は2009年6月30日、2009年5月における新設住宅戸数のデータを発表した。それによると5月の新設住宅着工戸数は前年の同月比で30.8%減の6万2805戸となり、6か月連続の減少を示したことが明らかになった。着工床面積が7か月連続して減少を示していることとあわせ、改正建築基準法施行直後の崩落後における差分考慮時期の経過後、再び低迷期を継続しているものと思われる([発表リリース、PDF])。

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具体的な内訳は持家が14.9%、貸家は33.3%、分譲住宅は48.1%の「減少」。今回も三部門すべてにおいてマイナスの値を見せる結果となってしまった。今月も先月同様に貸家・分譲住宅の減少が著しい。ここ数か月はこの傾向が続いており、住宅「販売」分野の市場が冷え込んでいるのが分かる。地域別でも先月同様にすべての圏でマイナスを見せており、地域の差異なく下げているのが気になる。

新設住宅戸数の変遷
新設住宅戸数の変遷(2009年5月分まで)

国土交通省では同日、住宅着工に一か月ほど先行するといわれている建築確認件数も発表している(【「最近の建築確認件数等の状況について」発表リリース】)。これによると今回発表された2009年5月分データでは24.6%マイナスとなり、昨月より減少幅が増加していることが分かる。残念ながら来月発表分の住宅着工も、今月同様に(前年同月比で)マイナス値を見せることはほぼ確実のようだ。

冒頭で着工戸数の推移について「持家が14.9%、貸家は33.3%、分譲住宅は48.1%の「減少」」と述べたが、貸家(建築主が賃貸する目的で建築するもの)や分譲住宅(建て売りまたは分譲の目的で建築するもの)と比べて持家(建築主が自分で居住する目的で建築するもの)の減少率が少ないことに気がついた人も多いだろう。この現象は今月に限ったことではなく、先月から続いているものである。【住宅購入ニーズは「マンションよりも一戸建て」「建売よりも注文住宅」】などにもあるように、建売よりも注文住宅のニーズは高い。その一方、【値上がりする住宅はローンの積み増しで購入!? 増加する住宅ローン総額平均】などでも触れているが、不動産市場の低迷で「お買い得感」を感じた住宅購入検討層が、「少々背伸びをして分譲住宅ではなく自分のニーズにかなう持家を買うケース」が新築住宅全体に占める割合として増えている可能性がある。

また、【2008年上半期のマンション動向、首都圏-23.8%・近畿圏-21.5%】【今が住宅お買い得? 「まだまだ安くなる」は4割に達する】にもあるように、市場の「まだまだ下がる」という雰囲気が、まずはお値打ち価格で在庫処分を優先させようとする業者の考えを後押しし、新築物件の数を抑えさせているのも一因だろう。


※2013.06.24.更新
今件記事は説明が多分に重なる部分などを省略した簡略版です。全体版及び最新版については【新設住宅戸数最新記事】にて掲載しています。

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