暇になる 9割以上は「ついついと」ケータイ触って暇つぶしでも

2009/06/27 07:51

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通学時の携帯電話イメージネプロジャパンは2009年6月26日、携帯電話に関係する素朴な疑問に関するアンケート調査結果を発表した。それによると、普段の生活の中でヒマな時についつい携帯電話を触ってしまう人は調査母体においては9割以上に達していることが分かった。また、就寝時間中(夜中や早朝)に携帯電話のメールや電話が来ても不快に思わない人は4割以上に達しており、携帯電話が1日24時間日常生活に浸透しているようすがうかがえる(【発表リリース】)。


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今調査は主要3携帯電話キャリアで展開されているサイト「ザ★懸賞」 上で行われたアンケートで、期間は2009年6月5日。有効回答数は4452人、男女比は46対54、年齢階層比は19歳以下2%、20代26%、30代44%、40代以上28%。

通勤・通学時や他人との待ち合わせの時間など、ちょっとした「時間のスキマ」にはいつ、どこででも遭遇しうるものだが、そのような時についつい携帯電話に触ってしまうものだろうか。調査母体においては全体で実に94%の人が「触ってしまう」と回答している。

暇だとつい携帯電話を触ってしまうということはありますか
暇だとつい携帯電話を触ってしまうということはありますか

性別・年齢階層別で見ても大体9割以上が「触ってしまう」と回答しているが、これは元々調査母体が携帯電話の懸賞サイトの利用者であるから、という要因によるところが大きい。とはいえ、若年層と比べれば5-10ポイントほどの差があるものの、中堅・高齢層でもほぼ同じ割合で「つい携帯電話に……」という回答率が得られているのは興味深い。

ヒマな時はついつい触ってしまう携帯電話。それでは夜中や早朝、言い換えれば自分が寝ている、あるいは寝ていそうな時間帯に電話やメールが来たらどう感じるだろうか。普通の固定型電話による電話の場合、よほどの緊急時でない限りは「失礼だ」と思うものだが……

夜中や早朝にメールや電話がきたらどう感じますか
夜中や早朝にメールや電話がきたらどう感じますか

全体では6割近くが「不快に思う」と回答。しかし逆に4割以上が「特に気にならない」と答えている。これは携帯電話を巡る日常生活においては、そのような事態が日常茶飯事に起きうること、そして自分自身も送信側になりうる(、さらには経験がある)ことによるものだろう。何しろ【二人に一人は「家の中でも携帯電話を持ち歩く」】【お風呂の中でもケータイと一緒な人、意外に多いんです】にもあるように、自宅内の日常生活、さらには風呂の中においても、携帯電話を持ち歩くほど生活に密着しているのだから。

また、この項目でもやはり若年層の方が許容度が高く、10-20代前半では半数が「気にならない」と答えている。世代間の差がさほど大きくないのは、調査母体そのものが携帯電話のコア層だからだろうか。



今調査は携帯電話の懸賞サイト利用者を調査母体にしており、携帯電話に対してはかなり「濃い」ユーザー層が多数を占めているものと思われる。従って携帯電話に対する許容度・浸透度は世間一般よりかなり深く、世間一般で同じ調査をしたらもう少し携帯電話に厳しい(暇でも携帯電話を触らない、夜中にメールや電話が来たら不快に思う人が多い)ものと思われる。

それでも少なくとも調査母体において、「ヒマなときはケータイをいじる」「寝ているときにメールや携帯電話で連絡が来ても気にならない」という回答が得られたのは、ある意味驚きといわざるを得ない。そこまで携帯電話が生活に密着しており、広い心で受け入れられていることが分かったのだから。


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