塾通い「親に言われて仕方なく」通信講座は「自分のペースで」

2009/06/24 12:00

塾通いイメージバンダイナムコゲームスとネットマイルは2009年6月23日、塾や通信講座に関するアンケート調査の結果を発表した。それによると、小中学生の調査母体においては、学習塾は「親に言われて」通う子供がもっとも多いことが明らかになった。一方で通信講座では「自分のペースで勉強がしたかった」が最多回答数となっており、それぞれの学校外勉強のスタイルに関して、個々の子供の勉強への意欲の相違などが見て取れる(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2009年5月21日から25日、インターネット情報交換サイト「サークルリンク」会員を対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は592人。男女比は198対394、年齢階層比は小学6年生が190人・小学5年生が127人、中学1年生が96人など。

調査母体全体では塾に通っている子供が28.2%、通信講座を利用している子供が36.1%という結果が出ている(重複の子供もいる)。それらの子供が塾や通信講座で勉強を始めるきっかけについてそれぞれ尋ねてみると、塾においては「親に言われて」がもっとも多く34.1%に達していた。一方で、通信講座では「自分のペースで勉強したかったから」が35.0%を占め、どちらかといえば「塾……親に言われて仕方なく」「通信講座……学校などのペースではなく、自分の思うがままのペースで勉強したい」という意思の元にはじめていることが分かる。

塾に通うようになったきっかけ
塾に通うようになったきっかけ

通信講座をはじめたきっかけ
通信講座をはじめたきっかけ

「自分のペースで勉強したい」という子供の想いは【6割が「パソコン使って自宅で勉強したい」、理由は「自分のペースで勉強できそうだから」】【半分の 生徒は授業が 「つまらない」、「分かりにくい」も 4割を超えて】など、複数の調査結果からも明らかにされている。個々の学習能力・そしゃくスピードの違いから、遅すぎて飽きる・速過ぎてついて行けないという問題が日常茶飯事的に生じており、それを解消できるかもしれないという期待が、通信講座に寄せられているのだろう。

また、年齢階層別に見ると、「小学校低学年」は母数が2人しかいないので(ぶれを考慮して)無視するとしても、全般的に塾も通信講座も学年が上がるにつれて「親に言われて」が減り、「自分のペースで勉強をしたいから」「成績が悪いから」「授業が分からなくなったから」など、自発的選択肢の割合が増えているのが分かる。小学校も高学年、さらには中学生になると、勉強の大切さと自分の勉強における立ち位置を認識し、問題がある場合にはどうすればそれを解消できるのかを考え、その上で塾・通信講座を選択しているものと思われる。



通信講座イメージ今回のアンケートでは学校の授業以外の学習手段として「塾」「通信講座」の2つの手段を提示して子供たちの気持ちなどを尋ねているが、もう一つの手段として「家庭教師」が思い浮かぶ。これについては当サイトで過去に取り上げたこともなく、リリースも見つからないので詳細は不明だが、「塾」や「通信講座」とはまた別の「子供から見た勉強へのモチベーション」や「保護者の考え」、「勉強のペース」における違いがあるものと思われる。また、最近学習塾に「マンツーマン」形式のものが増えているのも、子供側のニーズに応えて、のものなのだろう。

「塾」「通信講座」「家庭教師」いずれにしても、最終的に学ぶのは子供自身。保険的な考えで「とりあえず塾へ」という保護者の気持ちは理解できるが、子供自身の意見に耳を傾け、どれを選ぶのか、選ばないのかを決めさせた方が良いだろう。イヤイヤ通う塾や、勉強する通信講座は身につかず、結局ムダになってしまう可能性が高いのだから。

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