【更新】アメリカ国債(米国債)の発行残高推移と対GDP比をグラフ化してみる

2009/06/21 10:19

アメリカ国債(米国債)イメージ先日アメリカ国債(米国債)の各国買取額について【アメリカ国債の引き受け先をグラフ化してみる(2009年6月掲載・4月分データ反映版) 】でグラフ化したところ、【ZAR大好きの忘ビログ】の管理人氏から貴重なアドバイスをいただいた。それを元に、アメリカ国債の発行残高推移や購入先の推移データを取得することができたので、今回はそれらをグラフ化してみることにする。まずはアメリカ国債(米国債)の発行残高推移と対GDP比について。

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元データはFRB(連邦準備制度理事会:Federal Reserve Board /Board of Governors of the Federal Reserve System)の公式サイト内における、アメリカ国内の財務状態を示す各データが収められている【Flow of Fund Accounts of the United States】。最新データはここで、過去のデータは【Historical Data】の項目にある。また、比較対照とするために必要な、アメリカのGDP(国内総生産:Gross Domestic Product)は、アメリカ商務省経済分析局(US Bureau of Economic Analysis)の【該当ページ】から取得。

ちなみにFRBの各データにおける読み方は、【日本銀行調査統計局の資料(欧米主要国の資金循環統計】を見れは大体把握できる。

最新のデータは2009年第1四半期(Q1)までのものなので、2009年分についてはQ1データで代用して、生成したのが次のグラフ。

米国債発行残高と該当年米GDP比(億ドル)(年次、1945年-2009年)(2009年はQ1データ)
米国債発行残高と該当年米GDP比(億ドル)(年次、1945年-2009年)(2009年はQ1データ)

「流通残高」とは、年末に市場に出回っている米国債の総額。つまりアメリカ政府が国債発行という手段を用いて背負っている借金になる。単なる金額ベースではインフレ率や国力との兼ね合わせもあるので、別途取得した各年のGDPと比較し、その比率を算出したのが「流通残高GDP比」。

このようにグラフにしてみると、アメリカのGDPは継続的に成長しており、国債発行残高は1975年まではほぼGDP比でむしろ減少する傾向にあったものの、1975年以降は額・GDP比共に上昇。1990年後半にやや減少の傾向を見せるものの、今世紀に入ってからは再び上昇し、2007年の金融(工学)危機以降、発行額・GDP比共に急上昇しているのが分かる。

これらの米国債は誰が購入し、ふところの現金をアメリカに「貸して」いるのか。それは次の記事で触れることにしよう。

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