円高で 外貨をちょっぴり 敬遠か 興味の外貨 軒並み減少

2009/06/23 05:00

外貨イメージマイボイスコムは2009年5月24日までに、外貨預金の利用に関するアンケートの調査結果を発表した。それによると預金・運用する対象として興味のある通貨としては、調査母体ではアメリカドル(米ドル)の割合がもっとも高いことが分かった。しかし2007年7月に行われた前回調査と比べて、外貨への興味関心は軒並み減少しており、急激な為替変動による警戒感が見て取れる(【発表リリース】)。

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今調査は2009年5月1日から5日の間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万4952人。男女比は46対54で年齢階層比は30代34%・40代31%・50歳以上19%。

為替レートの変動を利用して利ざやを稼ぐ「外国為替証拠金取引(FX)」は、証拠金の何倍もの資産を運用できるレバレッジの仕組みを用い、ハイリスク・ハイリターンな投資(投機)ができるのが特徴。先日金融庁が発表した規制案によれば、1年目は原則50倍まで、2年目以降は25倍までという上限が設けられることになるが(【「金融商品取引業等に関する内閣府令の一部を改正する内閣府令(案)」等の公表について】)、それでも現物の株式投資と比べればはるかに大きな「賭け」ができる。

そこで、預金や運用する通貨として興味のあるものについて、複数回答で尋ねたところ、もっとも多いのは身近な外貨である「米ドル」で、調査母体のほぼ4人に1人が回答していた。

預金・運用する通貨として興味のあるもの
預金・運用する通貨として興味のあるもの

次いでヨーロッパ圏で用いられている「ユーロ」がついている。そして単純に「外貨」という観点だけで見れば意外に思えるかもしれないのが「オーストラリア・ドル」や「英ポンド」、「南アフリカランド」など、比較的通貨としてはマイナーどころが上位についていること。これらは通貨・外貨そのものとしてよりは、それぞれの変動の「くせ」から、外国為替証拠金取引の対象として名を知られ、多くの投資家の投資対象となっている。

気になるのは2007年7月の前回調査と比べ、ほとんどの外貨において「興味のある対象」としての値を減らしていること。数種類ならともかく、増えているのが個別では(日本人にとっては一番安定感のある)「日本円」だけ、そして「預金・運用には興味が無い」という回答割合が大幅に増加しているところを見ると、敬遠しているとしか思えない。2007年夏以降の金融(工学)機器でダイナミックに変動した為替相場を見て、ややしり込みしてしまっているのかもしれない。

繰り返しになるが、今調査が行われた後に、上記にあるように金融庁がFXに対するレバレッジの上限を施行一年後まで50倍、2年後以降は25倍までとする内閣府令を提示している。高レバレッジがFXの魅力であると考える人も多く、この法が公布・施行されることが決定すれば、さらに外貨に対する興味関心は薄れることだろう。

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