がんのリスクを減らせる生活習慣の4大改善ポイント

2009/06/15 07:33

医療イメージ【日本人の「3人に2人が『がん』になる」「2人に1人が『がん』で亡くなる」・がんの2015年問題とは】でも触れているように、他の疾病の発症や死亡リスクが低くなるにつれて、相対的に「がん」のリスクは増大する傾向にある。しかしそれでもなお、そのリスクを低めるための研究は続けられている。【HealthDay】ではアメリカがん研究協会(the American Institute for Cancer Research)の言として、生活習慣において4つの改善すべきポイントを挙げている。これらのポイントを遵守すれば、がんのリスクを大幅に減らせるというものだ。

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このアドバイスは同協会が発表した報告書「食品や栄養、運動とがん予防に関するグローバルな視点(Food, Nutrition, Physical Activity and the Prevention of Cancer: A Global Perspective)」によるもので、「体重」「運動」「食事」「サプリメント」の4項目から成る。

・体重:
BMI(肥満指数)は21-23に維持して、成人後の体重増加は避ける。24.9までが正常値だが、がんリスク軽減には低い方(もちろん正常範囲内)が良い。

・運動:
適量な運動、例えば早足・競歩を1日30分以上行う。可能ならば適量の運動を60分か、少し強度の強い運動を30分行うことが望ましい。また、座ったままのような行動(例えばテレビを視聴する)を長時間行わないようにする。

・食事:果物や野菜、全粒粉を使った食品など植物性の食品をメインに摂取する。糖分が多い食品や加工食品、ファストフードを避ける。さらに赤身系の肉の摂取を1週間につき510グラム以内に抑える。塩分は1日2.4グラム以内。アルコールは男性1日2杯、女性ならば1杯まで。

・サプリメント:サプリメントに頼ってはいけない。がんリスク軽減の栄養素は食材から摂取すべきであって、人工的なサプリメントから摂取すべきではない。

同協会のKaren Collins氏はこれらの項目を守ることでがんのリスクを1/3は抑えることが出来るとし、さらに禁煙をすれば30%くらいはリスクを削減できるとしている。あわせれば実に半分以上は減らせる計算になる。

塩分イメージ各項目をよく見直すと、かなりハードな項目が多く、完璧にクリアするのは相当の苦労を必要とする。例えば「塩分は1日2.4グラム以内」とあるが、【一食で二日分! アメリカ最強の「塩っぱい」料理たち】で触れているように日本では10グラム未満、アメリカでは13グラムぐらいが毎日の平均摂取量。よほどの食事制限をしないと、2.4グラムはおろかその2倍の5グラムも難しい。

ただし、これらの項目はすへで同時に成さなければ効果がないというわけではなく、また、完全に達成しなければいけないわけでもない。例えばBMI値が23を超えていれば25でも30でもまったくリスク軽減が期待できないわけではなく、近づければ近づけるほど、軽減効果が望めるとのこと。

他の健康に関する話でもよく登場する全粒粉の摂取など、手をつけられそうなポイントは少なくない。また、これらの項目を手がけていけば、「がんのリスク」だけでなく他の健康面(生活習慣病など)にもプラスとなりそう。物理的に不可能な項目は見当たらないので、出来るところから手がけてみてはいかがだろうか。

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