携帯の ワンセグ機能を 使う人 年代差は無く 大体4割
2009/06/14 08:37


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今調査は2009年5月25日から26日にかけて携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は800人。年齢階層比は10代・20代・30代・40代で均等割当、男女比は公開されていないが1対1だと思われる。
ワンセグとは地上デジタル放送の一つで、簡単にまとめると「移動中の携帯端末でテレビを見るためのもの(システム)」。放送用のチャンネル(セグメント)のうち1つ(ワン)を使っているため「ワンセグ」と呼ばれている。最近の携帯電話の多くに機能の一つとして搭載されている。
そのワンセグについて、視聴しているか否かを手持ちの携帯電話が視聴可能か(機能を有しているか)も含めて尋ねたところ、全体では「視聴可能・視聴している」がもっとも多く43.1%に達していた。

携帯電話のワンセグ放送の視聴状況について
10代が他の世代と比べて10ポイントほど高く、過半数が「視聴可能・視聴している」と回答。2人に1人はワンセグ視聴者という計算。以後歳を経るにつれて「視聴可能」端末の保有率は少しずつ減少する傾向にあるが誤差の範囲内程度のもので、「視聴している」層の割合も4割前後を維持している。
【「こんなものいらない!」携帯電話で無くても良い機能・サービスのトップは!?】にもあるように、携帯電話で要らない機能としては比較的上位にあるワンセグだが、利用そのものは多くの人に行われているようだ。特に年齢層が上がっても、利用率が高いのには驚かざるを得ない。
しかし「ワンセグ放送の録画」となると、少々事情が変わってくる。全体で4割という状況に変わりはないものの、年齢階層別の違いがはっきりと出ている。

ワンセグ放送を録画することがあるかどうかについて(ワンセグ視聴者限定)
10代は実に6割以上が「ワンセグを観ている人は録画もする」と答えているのに対し、40代になると2割にも満たない。その差、実に3倍以上。視聴割合には年齢の差があまり出なかったのに対し録画ではこれだけはっきりとした差が出たのは、若年層ほど「自分の好きな時間・好きな場所でテレビを観たい」というニーズが強いからだと思われる。
今や「らくらくホン」などのような初心者向け・高齢者向けのものをのぞけばほとんどの携帯電話に搭載されているワンセグ視聴機能。電車やバスの通勤情景を見ていると、多くの人が利用をしているようだが、活用率は微妙なところ。「欲しい機能」としても上位についているわけではないところを見ると、ワンセグ機能は携帯電話にとって「あったらあったで便利だけど、無くてもとりわけ困るというわけでもないよね」という程度の立ち位置なのかもしれない。
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