高齢者の携帯電話、「専用機」の利用は半数前後
2009/06/13 16:25


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今調査は2009年4月13日から15日までの間、インターネット経由で60歳以上の父母を持つ45歳以上の男女を対象に行われたもので、有効回答数は1677人。男女比は50.4対49.6、年齢階層比は40代が53.3%・50代が46.7%。
【分かりやすいデジカメ機能を搭載したシンプルケータイ「らくらくホン ベーシックII」登場】や【らくらくホンシリーズの累計販売台数、1000万台を突破】にもあるように、人間工学的な観点からの使いやすさやセキュリティの面でも配慮をした、「らくらくホン」をはじめとする高齢者や初心者向けの携帯電話はヒットセラーを続けている。さらに最近では【シニア向け「らくらくホン」が健康管理機能を充実して新登場】のように、健康管理機能まで装備したものもある。
それでは調査母体において、親が携帯電話を持っている人の場合、その携帯電話の機種はいわゆる「高齢者向けの専用機」なのだろうか。父親では49.3%と半数近く、母親にいたっては55.3%と過半数の人が「専用機」と回答した。

60歳以上の親の携帯電話の種類
また図中に矢印があるのを見ればお分かりの通り、親の年齢が上がれば上がるほど、「専用機」の割合は増加する傾向にある。父親・60代は該当数が少数のため除外するにしても、その他の性別・年齢階層別の傾向を見ると「歳が経るほど専用機の比率が上がる」と見なしても良いだろう。

もちろん多機能・高性能な機種のニーズも引き続き大きなものがある。しかし高齢者が今後も増加し、新規開拓層としては有望なこと、さらには若年層への展開も期待ができることを考えると、今後各キャリアとも「らくらくホン」のような機種への注力を今まで以上に高める必要があるのかもしれない。
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