魚を釣っていたらミサイルが釣れたでござるの巻

2009/06/12 04:40

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デジカメに撮影されたミサイルのイメージ【BBC News】【Daily Mail】が伝えるところによると、アメリカ・フロリダ州で漁業を営むRodney Salomon氏がメキシコ湾内で、魚の代わりに空対空誘導ミサイルAIM-9サイドワインダーを釣り上げ、その後も10日間漁業を続けてから港に戻ったことが明らかになった。Salomon氏は自分のデジタルカメラでミサイルを撮影するなどしていたが、関係者の話によるとそのミサイルはいつ作動してもおかしくない状態だったという。


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「ミサイル釣り上げ」を報じるニュース
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軍関係者と一緒のSalomon氏イメージ報道によればSalomon氏はパナマ州から50マイル(80キロ)ほど離れたメキシコ湾内で釣りをしていたところ、当該のミサイルを釣り上げた。しかし同氏は慌てることも無く自分の漁船にそのミサイルを積み込み、さらに屋根に縛りつけ、そのまま10日間も漁業を続けたという。インタビューに対して同氏いわく「怖くはなかった。なぜ怖がらねばならないのか」と、平然と答えていたという。

結局このミサイルはMacDill空軍基地から派遣された爆発物処理班によって空き駐車場で処理をされ、事なきを得たが、「海水の塩分で腐食が進んで不安定な状態にあり、いつ爆発してもおかしくなかった」と説明。ただし後ほどの調査で、このミサイルが爆薬を搭載していない試験用のミサイルだったことが判明している。

Salomon氏が漁をしていた海域はアメリカ海軍と空軍が演習を行う地域。今回のミサイルも2004年8月にTyndall基地所属の航空隊(53rd Weapons Evaluation Group)所属のF-15イーグル戦闘機が、演習の際に使用したAIM-9サイドワインダーだった。

ちなみにSalomon氏は処理され爆発の危険がなくなった「獲物」を持ち帰っても良いかと尋ねたが、当然のことながら軍関係者に断られたそうだ。


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