【更新】「昼食代は欠かせない」けど「他の出費も増やしたい」、サラリーマンのお小遣い事情

2009/06/08 07:41

新生銀行グループの新生フィナンシャル(旧GE Money)が2009年6月4日発表した「サラリーマンの小遣い調査」によると、2009年の男性サラリーマンのこづかいの使い道として欠かせないものの最上位には「昼食代」がついた。ある意味当然の結果といえるが、「趣味の費用」「飲み代」などその他の項目も高い水準を見せており、相対的に「昼食代」が圧迫される結果となっている(【該当資料発表ページ】)。

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今調査は2009年4月18日から19日までの間にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比は全員男性で、年齢階層比は20代から50代まで10年区切りで均等割当。年収比は300-500万円がもっとも多く29.0%、次いで500-700万円が27.4%、900-1500万円未満が19.8%など。未婚・既婚率は37.2対62.8、同居の子どもの有無は「いる対いない」が49.2対50.8、奥さんの就業状況は47.6対52.4(ここのみ母数が既婚者の315人)。なお今調査は1979年からほぼ定点観測的に行われているが、毎年同じ人物を調査しているわけではない。

こづかいの使い道として欠かせない項目を複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの回答が得られたのは「昼食代」だった。率にして57.2%。

こづかいの使い道として欠かせないもの(2009年)
こづかいの使い道として欠かせないもの(2009年)

「欠かせない」を選ばなかった場合「無くても良いのか」という解釈ではなく、「優先順位が低くてもかまわない」(オールオアナッシングではなく、割当が低くなる)と見れば、「こづかいの使い道として昼食代が欠かせない」と”回答しなかった”32.8%の存在も納得できる(3割ほどが毎回持参弁当というわけではあるまい)。あるいはこづかいとは別に、昼食代を渡されているのだろうか。

ともあれ、「昼食代」以外の項目では「こづかい」の内容にふさわしく、プライベートな項目が上位を占めている。「飲み代」が上位についていることは、上司との飲み会を期待している新社会人にとっては(【上司や先輩との飲み会、新社会人は8割が「参加したい!」】)ありがたいお話。ただし「職場の部下への気配り」の割合が12.2%しかないのが気になる。

さて、この「こづかいの使い道として欠かせないもの」について、過去からの推移をながめてみることにする。今継続調査において「使い道」を取り上げ始めたのは2005年から。公開されている項目・範囲にはばらつきがあり、連続した形で確認できるのは上位5項目のみだった。

こづかいの使い道として欠かせないもの(2005年-2009年、上位5位のみ)
こづかいの使い道として欠かせないもの(2005年-2009年、上位5位のみ)

「昼食代」以外の4項目は2006-2007年にかけてやや低迷しているが、2008年以降は一様に上昇を見せている。「昼食代」は2008年に落ち込みを見せたが2009年には大幅に回復。結果として、サラリーマン側の主観としては

2008年……「昼食代」は個別でも相対的にも割合を減らしている
2009年……「昼食代」は個別では上昇。しかし他の項目も大幅に上昇しており、相対的には割合が減る

という傾向が見えてくる。

【マイナス700円の4万5600円・「減った」18.0%「増えた」は7.6%!-2009年のサラリーマンのこづかい事情】にもあるように、こづかいの総額は減少を見せている。それらをあわせて考えると、

・こづかいの総額は減少傾向
・昼食のうち一部を弁当持参にして外食回数を減らす→こづかい減少に対応(一部)
・弁当持参で減らした「総昼食費」のうち、こづかい減少に対応した以外は
  1.外食の昼食単価の上昇に割当(昼食の質の向上、または外食の値上げ)
  2.他の項目(趣味の費用、飲み代など)に割当

のように、色々やりくりをしている様子が想定できる。

やりくりイメージ【昼食代は1年間で20円高、現在590円。だけど……】にもあるように、この数年間においては昼食単価そのものが減少傾向にあった。2009年は単価はかろうじて上昇したが、その分弁当持参率などの向上・他項目への配分注力の大幅上昇を考えると、月単位での昼食代はむしろ減少している可能性が高い。「昼食費」は全体に占める割合が一番大きく、しかも必要な人には欠かせない項目。だからこそ、こづかいの全体額が圧縮され、他の項目への増加が避けられない(飲み代や趣味趣向品の多様化・価格上昇など)現状においては、削られる対象として注目されているのだろう。

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