小中学生の携帯保有率は女の子の方が上、「家族と一緒のケータイだよ」は数%程度

2009/06/05 04:35

中学生と携帯電話イメージベネッセは2009年5月21日、小中高校正のICT(情報・通信に関連する技術、Information and Communication Technology)に関する調査結果【子どものICT利用実態調査】を公開した。それによると、高校生は男女とも約9割が携帯電話を保有していることが明らかになった。小学生から中学生にかけては女性の方が携帯電話保有率が高いものの、高校生になると男女の差がほとんどなくなるという、性別による保有率の違いも確認されている。また、「家族と一緒の携帯電話を保有している」割合は中学生まででも数%、高校生になるとほぼゼロであることが分かった。

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今調査は2008年9月から11月にかけて行われたもので、調査対象は小学4年生から高校2年生まで、有効回答数は計1万0267人。調査方法は学校を通しての質問紙による自記式調査。

自分が今携帯電話を持っているかについて、「自分自身の」「家族と一緒の」「持っていない」の三択式で択一にて答えてもらったところ、小学4年生では3割近く、中学1年生では約4割が保有していることが明らかになった。高校2年になると9割強となり、ほとんどの人が保有していることになる。

学年別携帯電話所有率
学年別携帯電話所有率

興味深いのは、他の調査ではあいまいにされがちな「子ども自身の携帯電話なのか、家族と一緒に使っている携帯電話なのか」が今調査では明確に区分されていること。結果を見ると、小中学生では数%の割合で「家族と一緒の携帯電話」と答えているものの、高校生になると突然値がほとんどゼロにまで落ちる。それと共に保有率そのものは30ポイントほど跳ね上がり、「高校入学のお祝い・きっかけに自分の携帯電話を所有する」ことが分かる。これは別機関の調査結果(例えば【携帯への賛否両論・子どもに携帯を持たせる理由、持たせない理由】)を裏付けるものともいえる。

小中学生は女性の方が
携帯電話保有率が高い

防犯目的がメイン?
また、男女別で見ると小学5年生から中学3年生までは、男性よりも女性の方が保有率が高い。元々女性の方が男性よりも携帯電話が好きな傾向にあることは、他の多数の調査結果からも明らかにされているが、この年齢層に限れば「防犯目的に携帯電話を手にとらせる」という要因が強いものと思われる(【子どもに与える携帯電話、そのメリットとデメリット、そして保護者の思惑】)。

今調査は携帯電話やインターネット経由ではなく、質問紙に記述する形での回答なため、携帯電話の保有状況に関するデータとしては精度が極めて高い(携帯電話保有者に携帯電話保有の有無を聞いてもあまり意味はないし、インターネット経由の場合でもある程度はITリテラシーによるフィルタ効果が生じてしまう)。その観点でも非常に価値のあるデータといえよう。

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