長時間のおしゃべりは「携帯電話ひじ」に!? 不自然なポーズがひじに負担を

2009/06/04 07:31

携帯電話イメージ【あなたの親指、大丈夫? 「反復運動過多損傷(RSI)」が気になる人に】【ケータイの使いすぎには要注意?! 反復運動過多損傷(RSI)が急増】にもあるように、携帯電話の多用で指に過負荷がかかり、RSIと呼ばれる症状が発生する事象は健康上の社会問題となりつつある。【HelathDay】が2009年6月2日に伝えるところによると、このRSIや、賛否両論が続いている「携帯電話の使用が頭(脳)に与える影響」に続き、「携帯電話ひじ(cell phone elbow)」という問題がクローズアップされてきたという。不自然な携帯電話での会話ポーズにより、ひじに負担がかかり、炎症のような症状が発生するというものだ。

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医学的には「肘部管症候群」と呼ばれる症状。携帯電話で長時間おしゃべりしている際に、ひじが不自然な形で曲げられたまま過ごすことで、尺骨神経への圧迫が発生。結果としてひじ部分に痛みやしびれが生じてしまう。携帯電話を耳にあてたまま過ごす状況は、「まるで水道ホースを押さえ込み、水の流れを止めているようなものだ。ひじを不自然な形で長時間曲げたままでいると各種神経のスムーズな血流をさまたげるものになる」と専門家は説明している。

「携帯電話ひじ」になりうる携帯電話の持ち方イメージ「携帯電話ひじ」で発生する「肘部管症候群」、最初のうちは周期的に手や腕のうずき、痛みで済む。しかし状況が進行すると慢性的なものとなり、手やタイピングが難しくなるような痛み、さらには手そのもの機能の低下も置きうるとのこと。

この「携帯電話ひじ」はRSIほどメジャーではないものの、携帯電話利用者が全世界で33億人(契約数で概算)いる以上、絶対数は今後増加してくるものと思われる。また、現時点では「携帯電話ひじ」の症状は中高齢者に現れやすく、男性よりも女性に発生しやすい現象が見られるとのこと。この原因については、単に女性が男性よりも携帯電話を多用するからなのか、女性ホルモンに関係があるのかはまだはっきりしていない。

さらに「肘部管症候群」は「携帯電話ひじ」だけでなく、寝るときの姿勢の問題や、勉強やデスクワークでの姿勢、さらには運転する時の姿勢でも発生しうるため、日常生活で容易におきうる話である、と警告。初期段階ならハンズフリーなヘッドホンを使うなり、ひじパットを用いるなり、姿勢をあらためることで状況を改善できるとのこと。

携帯電話が普及しはじめてからまだ約10年ほどしか経過していない。人間の体はそんな短期間に状況に対応できるような進化は不可能。結果として、携帯電話による電話の姿勢が、これまでにはありえなかったポーズとして身体に負担をかけてしまうのも納得がいく。体内部のシグナル(=痛み)を感じたら、無理をせずに負担をかけていると思われる行為を自粛するなり、お医者さんに相談してみよう。治療だけでなく対処法のアドバイスも得られるだろう。

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