【更新】上司や先輩との飲み会、新社会人は8割が「参加したい!」

2009/06/02 04:35

ノミニケーションイメージマクロミルは2009年5月26日、2009年春に新社会人になった男女を対象にした「新社会人の意識調査」の結果を発表した。それによると、上司や先輩が誘う飲み会、いわゆる「ノミニケーション(飲みニケーション)」について、参加したい人は調査母体では全体で8割を超えていることが明らかになった。「個人の時代」「ドライなモノの考え方が尊重される」というイメージが強い若年層だが、意外にも飲み会には肯定的なようだ([発表リリース])。

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今調査は2009年5月12日・13日、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は516人。男女比は1対1で、年齢階層比は特に無く、1986年-1987年生まれの新社会人に限定されている。

お酒や料理を囲んでざっくばらんに会話を楽しむ「飲み会」を、会社の上司・先輩・部下の間で行い上下間の意思疎通や親睦を図ることを、「飲み会」と「コミュニケーション」の合成語で「飲みニケーション」と呼んでいる。あまりにも重要視しすぎて、「飲みニケーション無しには仕事も進まない」という過度な状況になると部下からも反発される場合もあるが、適度な付き合いは上下関係の不要な障壁を取り払い、職場での人間関係のトラブルを回避する効用ももたらす。

さて、昨今では若年層において「個人主義・希薄な人間関係を好む傾向」という印象が雑誌や映像などで繰り返し伝えられ、ノミニケーションも敬遠されるという話をよく耳にする。それでは実際、今調査ではどのような結果が出たのだろうか。フタを開けてみれば上司や先輩からの飲みの誘いに参加したい人は、全体で8割を超えていた。

上司や先輩から飲み会に誘われた時、どの程度参加したいか
上司や先輩から飲み会に誘われた時、どの程度参加したいか

女性の比率がやや低いが、それでも8割近く。男性に限れば84.9%にも達している。少なくとも今調査結果に限れば、若年層が「ノミニケーションを嫌っている」などというイメージは吹き飛んでしまう。

それでは具体的に、どのような理由で「参加したい」と考えているのだろうか。もっとも多い回答は「職場の人間関係を円滑にするため」で約8割の回答が得られた。

上司や先輩との飲み会に参加したい理由(複数回答)
上司や先輩との飲み会に参加したい理由(複数回答)

「おごってもらえるから」「飲み会が好きだから」という物欲が先行する理由や、「仕事の一環」のような「仕方なく参加している」とも受け止められる回答は少数派。「飲みニケーション」の存在理由を理解した上で参加していることが分かる。

また、男女別では「職場の人間関係を円滑にするため」以外に「上司や先輩と親しくなりたい」「上司や先輩と話をすることが楽しい」の項目で男性よりも10ポイント以上女性が高い傾向が見られ、「自分と同じ職場で、自分より上にいる人たちと親しくなりたい、接したい」という、人間関係を重視する傾向が見られる。

ちなみに、少数派の「参加したくない」人たちの理由は上位から「プライベートの時間を大切にしたい」「飲み会やお酒が好きでない」「節約したい」「上司や先輩と話をすることが面倒」など、上で挙げている「最近の若者像」的な回答が並んでいる。仮にこの「若者像」がこれまでにおいて真実だったとしても、その傾向は変わりつつあるようだ。



ノミニケーションイメージ「ノミニケーション」については、「可処分所得の大きい上司が、あまり金銭的に余裕の無い部下におごることで金銭を還元し、経済的な循環を形成する」という考え方がある。上司や先輩との「ノミニケーション」で部下たちは、良い知恵や経験はもちろん、金銭上の面でも「吸収」していくわけだ。

過度な付き合いは部下にも上司にもマイナスとなるし、昨今の経済状態では上司の可処分所得も何かとツラい部分がある(【サラリーマンのおこづかいは月4万8800円・前年度比+3300円】)。それでもかつて酷評される場面もあった「ノミニケーション」については、「金銭と知恵、経験、情報の循環」の場として考えれば、再評価をしても良い機会ではないだろうか。あるいは新社会人はすでにその再評価をしており、結果として賛成派が増えているのかもしれない。

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