【更新】「ゲームは1日1時間」守れている小学5年生は約7割

2009/05/26 04:40

ゲームで遊ぶ子どもたちイメージ日本PTA全国協議会は2009年5月13日、「子どもとメディアに関する意識調査・調査結果報告書」を発表した。それによると、平日において小学5年生がゲームをしている時間は平均で50分足らずであることが分かった。プレイ時間区分を見ると、1時間以上遊んでいるのは約3割に達しており、逆算すると約7割は「ゲームは1日1時間」という「ゲームの偉人」の言葉を守れていることになる([発表リリース、PDF])。

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今調査は2008年11月10日から24日、小学5年生と同保護者・中学2年生と同保護者それぞれ2400人・計9600人に対して行われたもので、有効回答率は子どもが81.1%・保護者が75.2%。調査方法は調査票配布・回収方式で、本人が調査票を封印した上で回収されている。

平日と休日それぞれについて、ゲームをしている時間を尋ねたところ、平日では小学5年生は「30分-1時間未満」、中学2年生は「1時間-2時間未満」がもっとも多かった。これだけを聞くと「中学生の方がゲームで遊んでいる?」と思いがち。

1日にゲームをしている時間(平日)
1日にゲームをしている時間(平日)

1日にゲームをしている時間(休日)
1日にゲームをしている時間(休日)

だが、「ほとんどゲームで遊ばない」という回答は中学2年生の方が10ポイントほど高く、これが全体の平均を押し下げる要因となっている。休日も似たようなもので、「2時間-3時間未満」「3時間以上」は中学生の方が割合が大きく、同時に「ほとんどゲームで遊ばない」も9ポイントほど高い。中学生ともなれば、ゲームに熱中する人はとことん遊ぶ一方で、遊ばない人は手も触れない、といった二分化傾向が強まるのだろうか。

「ゲームは1日1時間」
守れていない小中学生は
約3割。
休日はともかく平日のゲーム時間区分を見ると、「1時間-2時間未満」「2-3時間未満」「3時間以上」を足した「ゲームは1日1時間」を守れない(キッカリ1時間の場合が微妙になるが、今件ではアウトとしておく)子どもは小学5年生で29.0%、中学2年生で27.6%。3割足らずがゲームの偉人ことハドソンの高橋名人(参考:【「ゲームは一日一時間」は高橋名人、「45分」は世界一のお金持ちなあのお方】)の教えを守れていないことになる。同じレポートの別項目調査で、平日ですら1日平均2時間強はテレビを見るという結果も出ており(【「平日でも一日2時間強」子どもにとってテレビは大切な娯楽】)、これに学習塾や宿題の時間を足したら、寝る間も惜しまねばならなくなるような気がする。

これらの結果において、例えば「1時間-2時間未満」なら「1.5時間」というように各区分の中央値(3時間以上は3.5時間)をそれぞれの割合で乗じ、概算的な平均時間を出した結果が次の図。やはり中学2年生は「ほとんどしない」層が多いこともあり、平均値では小学2年生より下という結果が出ている。

平均ゲーム時間(分・概算)
平均ゲーム時間(分・概算)

あくまでも概算平均でしかないが、この値が目安の一つとなりうるのは間違いない。これを見る限り、休日はともかく、平日で1プレイ1時間もかかるようなアドベンチャーゲームや、1時間以上かけて先に進まないとセーブポイントにたどり着けないロールプレイングゲームが出来るはずも無い。子ども向けのゲームを創る側は、子どものプレイ時間事情も頭に入れた上でゲームバランスや中断方法を盛り込むべきだろう。

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