アメリカのモバイルゲーム事情をグラフ化してみる

2009/05/24 10:02

日本では老若男女を問わず携帯電話が普及を極め、電車の中、公共施設、喫茶店の中でも、周囲を見渡せば誰かが必ず携帯電話とにらめっこをしている。言葉通りモバイル(持ち運びできる)情報端末として欠かせない存在となった携帯電話だが、アメリカなど欧州諸国では【ケータイの使いすぎには要注意?! 反復運動過多損傷(RSI)が急増】でも触れているようにブラックベリーなどのPDAも大いに普及している。それではそれら携帯情報端末(モバイル)のゲーム市場はどのような規模で、どんなゲームが好まれているのか……その一端を知ることができるデータが【eMarketer】で紹介されていた。

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まずはAT&Tの携帯端末でゲームをしているか否かについて。対象は特記ない限り北米(アメリカ、以下同)。 Information Solutions Groupの調査によれば、6割近い人がモバイル機でゲームを体験している。

北米市場のAT&T携帯端末で2009年2-3月に(その端末で)ゲームをしたか
北米市場のAT&T携帯端末で2009年2-3月に(その端末で)ゲームをしたか

それでは具体的にどれくらいの人がモバイルでゲーム、そして他のサービスを利用しているのか(ニールセン調査)。日本同様にアメリカでも一番使われているのはポータルサイトのようだ。その数、約4500万人。

アメリカにおける、携帯端末で利用するサービス・情報の利用者数(万人、2009年2月)
アメリカにおける、携帯端末で利用するサービス・情報の利用者数(万人、2009年2月)

ポータルサイトや電子メールの利用は日本でも同じ位の利用度だろう。興味深いのは天気予報の利用頻度が高く、都市・交通情報がそれほど高くないこと(それでも順位はかなり上の方だが)。このデータでは、モバイルのゲーム人口は870万人、という計算になる。

ゲームと一言でまとめても、その中身は実にさまざまな。どんなジャンルが好まれているのだろうか。携帯ゲームや据え置き型ゲーム機と事情が異なるモバイル機におけるものとして、こちらも気になるところ(AT&TとPopCap Games、Information Solutions Group調べ、18歳以上659人に対する調査結果)。

AT&Tの携帯端末でよく遊ばれるゲームのジャンル(2009年2-3月)
AT&Tの携帯端末でよく遊ばれるゲームのジャンル(2009年2-3月)

似たような調査は日本でも【女性は5割近くもお気に入り・ケータイゲームの一番人気はパズルゲーム】などで行われている。それと比較すると、日本では2位についている「ロールプレイングゲーム(RPG)」がアメリカでは無いことが分かる。選択肢の具体的ゲーム名を見ても、RPGの類は無く、わずかに『Doom RPG』(3Dシューティングアクション『Doom』をRPGにしたもの)が「アクションやアドベンチャー」に含まれる程度。アメリカではまだ「モバイル機でRPG」という習慣があまり無いのかもしれない。あるいはちまちまとした操作が必要でゲームクリアまでに時間もかかるRPGは、モバイル機では(アメリカ市場では)あまり受け入れられないのかも。

モバイル機でのゲームプレイ時間はさほど長くない。15分未満という回答が6割強を占める。日本同様、あくまでも「スキマの時間」に楽しむプレイスタイルのようだ(AT&TとPopCap Games、Information Solutions Group調べ、18歳以上659人に対する調査結果)。

AT&Tの携帯端末でゲームをする場合の1回あたりのプレイ時間(2009年2月-3月)
AT&Tの携帯端末でゲームをする場合の1回あたりのプレイ時間(2009年2月-3月)

なお元記事では次のような事例も紹介している。

「モバイル機ユーザーの50%が仕事中にモバイル機でゲームをしたことがあると回答し、10人に1人はしょっちゅう仕事の息抜きにモバイル機のゲームをしている」

このあたりの事情も、日米でもう少し掘り下げて調べると、色々と面白い話が出てくるかもしれない。

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