ウォルマートの売上高推移をグラフ化してみる

2009/05/20 18:15

ウォルマートイメージ先に【世界の小売業売上高ランキングをグラフ化してみる】を掲載した際に、反応のひとつに「ウォルマートの売上高がスゴ過ぎる。どんな風に伸びてここまで来たのかを知りたい」というのがあった。確かに、他の小売業者と比べてあまりにも突出しているウォルマートが、どのように売上を伸ばしてきたのか、その額の推移には興味がある。早速調べてグラフ化してみることにした。

スポンサードリンク


材料として用いたのは、ウォルマート社の公式サイトから【アニュアルレポートのページ】を調べ、毎年のレポートをチェック。足りないデータは同じく公式サイトの【SEC Filing】などからデータを抽出して補完。財務諸表データは年によって表記方法に違いがあるものの、1985年以降のものが用意されていた。そこでドルベースで売上高を抽出し、その推移をグラフ化したのが次の図。

ウォルマートの売上高推移(1985年以降、ドルベース)
ウォルマートの売上高推移(1985年以降、ドルベース)

ウォルマートの売上高伸び率(前年比)
ウォルマートの売上高伸び率(前年比)

同社の設立は1962年、上場が1972年なので、それくらいからのデータがあるとありがたかったのだが、用意されていないものは仕方がない。ともあれ、言葉通り右肩上がりに売上高が伸びていること、一方で売上高の伸び率は何度かの起伏を繰り返しながら次第に鈍化しつつあることが分かる。

ウォルマートイメージなおグラフは略するが、利益率を示す「売上高営業利益率(「総売上を営業損益で割ったもの」で、どれだけワリのよい本業をしているかが分かる)」は5%-6%を維持している。成長率は鈍化しているものの成長そのものは継続しており、1株当たり利益や配当額も上昇する一方。1990年は3セントだった配当も、2009年にはその30倍以上の95セントにまで上昇している。

2007年後半以降の急激な景気後退の中、【不況下でも「強い」企業たち】でも触れているように、ウォルマートには廉価商品を買い集めるお客が集まり、かえって景気が良くなっているとの話もある。成長が維持できるだけでも大したものだが、今後どのような成長ぶりを見せるかが気になるところだ。


■関連記事:
【アマゾンドットコムの売上推移などをグラフ化してみる】
【社員数が世界一の会社はあの小売業】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー