コンビニ来訪客の世代分布をグラフ化してみる

2009/05/18 06:55

コンビニイメージ先に【ローソン100の「バリューライン惣菜」(ミニチキンカツ弁当などの弁当やカニクリームコロッケなどの惣菜)】で「100円ショップの場合、通常のコンビニ以上に高齢者が足を運ぶ機会は多い」ということについて触れた。これはあくまでも当方(不破)の実体験などによるもので、裏づけとなるデータがあるわけではなかった。そこでそれについて色々と調べている過程で、コンビニに関する興味深いデータを見つけることができたので、今回はそれをグラフ化してみることにした。具体的には【セブン&アイホールディングス(3382)】傘下のコンビニ、セブンイレブンにおける来訪客の年齢階層区分だ。

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セブンイレブンではPOSシステムのデータを活用し、「来店客調査」などのデータを逐次生成しているらしい。しかしこれは内部データのため一般公開はされていないようで、今回直接それを見つけることはできなかった。しかしその一部を【最新のコーポレートアウトライン(PDF)】で見つけることができた。そのデータを元にグラフ化したのが次の図。

セブンイレブンにおける来客年齢階層比
セブンイレブンにおける来客年齢階層比

来客数そのものは1898年度の897人/日から2007年度の965人/日と1割程度しか変化していないので、20歳未満の利用客が大きく減少する一方、30代以降、特に50歳以降の層の利用が増加していることが分かる。

「この20年間に若年層が減って高齢者が増えたからでは?」という疑問も沸いてくる。実際に【子どもと成人とお年寄りの割合の変化をグラフ化してみる】のデータと比較すると、高齢者の層では「年齢層人口比率の増加率」と「コンビニ利用率の増加率」には、ほぼ同じ増加割合を確認できる。一方で20歳未満では「年齢層人口比率の減少率」以上に「コンビニ利用率の減少率」が低下しており、20歳未満のコンビニ離れが懸念される。



コンビニ利用の高齢者イメージ【コンビニ深夜規制論争、理由は「エコ」かそれとも「エゴ」か】にもあるように、壮齢・高齢層は深夜のコンビニ営業には反対の意向が強く、また、利用することも少ない。しかしその一方、コンビニそのものの利用は増えている。今件データはセブンイレブンだけのものだが、他のコンビニでも大きな違いはないはずだ(他コンビニのデータは見つけることができなかった。もし公開されているのを知っていたら、是非とも教えて欲しい)。そうなると、高齢層の昼間のコンビニ利用が圧倒的に増加している、ということになるのだろうか。

人口の年齢階層区分や社会構造の変化と共に、コンビニの利用層においても年齢階層の変化が生じているとすれば、コンビニ側でもそれに対応した心構え・姿勢が求められる。詳しくは冒頭の「色々と調べている」内容がまとめられた時点で改めて触れることにするが、より「コンビニ」で「フレンドリー」なスタイルが一つの道筋かもしれない。

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