「健康な朝食」のはずなのに……シリアルの糖分がアイスクリーム以上!?

2009/05/08 04:50

シリアルイメージ日本ではあまり習慣がないが、欧米では朝食にシリアルを摂ることが多々ある。縦長の箱からざらざらという音と共にお皿一杯にシリアルを満たし、その上から新鮮な牛乳を浸してスプーンですくって食べる。「まんがスヌーピー(ザ・ピーナッツ)」では主人公のチャーリーブラウンが良く食べていた食事なので、ご存知の人も多いだろう。この「シリアル牛乳がけ」は時間が無い時に便利だし、繊維質もたっぷりそうで健康にもよさげに見える。しかし【Mail Online】では、シリアルの中には砂糖がごってりと含まれている商品もあり、注意しないとアイスクリーム以上の糖分を口にしてしまうことになりかねないと警告を発している。

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アイスクリームよりもシリアルの方が糖分が多い!?
アイスクリームよりもシリアルの方が糖分が多い!?

記事によると、イギリスで入手できるシリアルのうち、健康的な糖分のガイドラインに沿った糖分量を守っていたのはわずか8%に過ぎなかった。100の有名ブランドの中では31品目もが、1食当たりの分量につきガイドラインの糖分値より小さじ4杯分以上の砂糖に相当する糖分を含んでいたという(小さじ1杯=4グラム)。子ども向けとして発売されているシリアルのうち1品目は糖分量では基準値を満たしていたものの、塩分量は比較的高いことも報告されている。

原文で掲載されていた、イギリスでメジャーどころのシリアルと、100グラム当たり・一人前40グラムあたりの砂糖量。上記にある、テスコのアイスクリーム一人前が11.6グラムであることと比較して考えよう
原文で掲載されていた、イギリスでメジャーどころのシリアルと、100グラム当たり・一人前40グラムあたりの砂糖量。上記にある、テスコのアイスクリーム一人前が11.6グラムであることと比較して考えよう

もちろん砂糖・糖分を過剰に摂取すれば肥満や心臓病のリスクを高めてしまう。これらのパッケージでは1人前を30グラムとして計算しパッケージに栄養分を記載しているが、実際には(表にあるように)40グラムが通常のボリューム。イギリスの食品基準庁(Food Standards Agency)では50グラムと設定している。元記事では「一人前の重量を少なく見積もることで、含まれている糖分量などを少なく見せるようにしているのではないか」と指摘。

これらのデータに対して一部メーカーでは糖分量などについて再検討を行うとしている一方、他の大手メーカーでは「(確かに糖分は多いかもしれないが)朝食にシリアルを食べる人が食べていない人と比べて体格的にスリムであることに違いは無く、その事実について今件が混乱・誤解を招くようなことであれば極めて遺憾である」と表明している。対応はメーカーによって異なる、というわけだ。

元記事でのコメントでは「うちではオーソドックス(で糖分がほとんどない)コーンフレークを食べさせているよ」「オートミールが健康には一番だよ。りんごやレーズンを加えれば砂糖なんていらないね。どうしてもってのならビタミンBも含んでいるハチミツを使うといいよ」「いつから(上記の)シリアルが朝食で理想的な食品になったんだ? こんな糖分たっぷりな不健康の食品など、販売停止にしてしまえ」など、驚きと共にメーカーへの善処を求める声が多数見受けられる。

ちなみに日本人の平均砂糖摂取量は1年で19.6キログラム(1日約54グラム)。ただし砂糖は実のところ炭水化物(糖質)の一種であり、身体のバランス的には炭水化物全体で考える必要がある。だからといって摂りすぎはやはり問題があるのも事実。

もちろん糖分も塩分も控えてある、健康的なシリアルも世の中にはたくさん出回っている。そして幸いにも食品のラベルを見れば、カロリーをはじめ糖分、塩分などの含有量はちゃんと記載されている(されていないものがあれば、そのような不親切な食品は手に取らなければ良いだけの話)。見た目やイメージに惑わされること無く、表記にしっかりと目を通して確認をした上で、食品選びをしていくべきだ……という教訓を、今回のイギリスでのお話は伝えようとしているに違いない。


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