中食を食べる時にも一工夫、中堅女性は色々してます

2009/05/06 08:06

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お皿に移すイメージ【キユーピー(2809)】は2009年5月1日、単身者の食事スタイルに関する調査結果を発表した。それによると、単身者の食生活において中食(市販の弁当や惣菜を購入して食べること)を利用している人のうち40代以上の単身女性は、「手持ちの食器に移し変える」「手持ちの調味料で味を調える」「野菜を付け合せる」など、プラスアルファをして食べている割合が高くなっていることが明らかになった。料理をするまでも無くとも、出来合いのものそのものでは味気なさを感じる向きが強いのかもしれない(【発表リリース】)。


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今調査は2008年11月4日から11月7日の間にインターネット経由で20-60代の単身男女に対して行われたもので、有効回答数は1100人。男女比はほぼ1対1、年齢階層比は20代334人・30代193人・40代191人・50代191人・60代191人。

市販のお弁当や惣菜を買ってきて自宅などで食べる「中食」。外食するほど金銭的に余裕があるわけではないが、自炊するほど腕も時間的余裕もない時には重宝される食生活の一様式である。中食の場合は大抵何らかの容器におさめられており、そのまま食することが前提となっているが、そのまま食べる人ばかりだろうか。自炊とまではいかないまでももう少しフレキシブルさを考え、色々と手を加える傾向もそれなりに見受けられる。

中食の食べ方
中食の食べ方

出来合いの弁当・惣菜の市販製品ならではの合理性(パッケージ)や味気なさにへきえきしてしまったり、何か物足りなさを感じた時に自分らしいアレンジをしたくなるものだ。「手持ちの皿などの食器に移し変える」は単に見た目、食べやすさの問題に過ぎないが、「手持ちの調味料で味を調える」は味の調整という「プラスアルファ」の手を加えたことになるし、「野菜を付け合せる」となれば(たとえそれがキャベツの千切りに過ぎないとしても)立派な「調理」になる。

調味料で一工夫イメージ全体では1-2割がそれら「見た目のこだわり」「アレンジ」を試みていることになるが、特に中堅以上の女性にその傾向が強い。とりわけ40-50代の女性は半数近くが別の食器に移し替え、3割以上が野菜を付け合せている。

【魚と野菜を中心に、外食は敬遠……高齢者の食事傾向をかいま見る】にもあるように、高齢者は食事の面でこだわりを見せると共に健康に気を使う傾向が特に強い。今回中食利用者でも味・栄養バランスの面での思慮が深いからこそ、若年層より中堅以上の層の方が、いろいろと中食に手を加えているのだろう。もっとも男性の動きが鈍いが、これは男性にありがちな食に対する無とん着さゆえの結果なのかもしれない。


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