【更新】インフルエンザA(H1N1)の警戒レベル、数日中にフェーズ6への移行可能性

2009/05/04 10:05

新型インフルエンザイメージ[読売新聞]などが伝えているように、WHO(世界保健機構)は2009年5月2日、インフルエンザA(H1N1)に関する記者会見の中で、新型インフルエンザの警戒水準を現行のフェーズ5から、フェーズ6へ引き上げるか否かについて、数日中に判断が下される可能性があるとこを示唆した。移行そのものについても「差し迫っている」との認識を示している。【WHO(世界保健機構)の定義】によれば、現在のフェーズ5は世界的大流行(パンデミック)の一歩手前を意味しており、これが6に引き上げられれば、事実上のパンデミック宣言ともなる。

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WHOによる警戒レベル・フェーズの図式
WHOによる警戒レベル・フェーズの図式

【新型インフルエンザの警戒レベル、フェーズ5に引き上げ・WHO正式発表】にもあるよう、WHO側ではすでにフェーズ5を宣言。さらに今件報道によればフェーズ6に引き上げる可能性を示唆した。この「フェーズ6」は「効率よく持続したヒト-ヒト感染が確立」であり、いわゆる「パンデミック期」を意味する。

フェーズ6の基準は「フェース5で定義された持続性感染が発生しているエリア(大陸)以外に、少なくとももう1つのエリア・大陸で持続性感染が確認されること」。メキシコ・アメリカ以外に現時点でイギリス・スペインなど欧州大陸でも感染者が増加を見せており、この基準を満たす可能性が出ている。

ただし注意してほしいのは、「フェーズ6」は感染の広まりを表すもので、症状の重さを意味しない。確率論的に感染者数が増えれば致死者数も増加するが、インフルエンザA(H1N1)は現時点では弱毒性なため、個々における健康被害リスクは強毒性の鳥インフルエンザと同じではない。十分以上に注意する必要はあるものの、過剰な反応は逆に混乱を招くだけ。心しておいてほしい。

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