単身者 野菜不足が 大問題 食物繊維や鉄分足りない
2009/05/03 10:40


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今調査は2008年11月4日から11月7日の間にインターネット経由で20-60代の単身男女に対して行われたもので、有効回答数は1100人。男女比はほぼ1対1、年齢階層比は20代334人・30代193人・40代191人・50代191人・60代191人。
単身者本人が食生活の栄養配分について知識が豊富で、かつそれを活かせるだけの時間的余裕と料理技術があれば問題はないのだが、実際にそれらの条件すべてを満たすことは難しい。どうしても、特に男性は食事そのものが雑になる、中食や外食にまかせてしまうことになる(【お弁当 持参率は 男性が 大体2割で 女性は4割】でも男性の方が弁当持参率は低く、かつその中身も男性は女性と比べて非常にシンプルなものが多いという結果が出ている)。
そこで、自分の食生活において必要なもの・不足しているものを選択肢から選んでもらったところ、両設問とも「野菜」がもっとも多い回答となった。

食生活で感じている、必要なもの・不足しているもの
栄養素で見ると、必要だと感じているものは「ビタミン」「カルシウム」「食物繊維」の順だが、実際に不足しているものとしては「鉄分」が最上位で、「食物繊維」「ビタミン」がそれに次いでいる。カルシウムなどはそれなりに(比較論だが)摂取できているという認識なのだろう。
また、必要なもの・不足しているもの双方でもっとも多い「野菜」には、不足している栄養素の多数が含まれている。単身者の食生活においては、「野菜不足」が深刻な問題として自認しているようすがうかがえる。
野菜はある一定量からでないと買えない一方で、長期保存が難しく、二、三日で食べられなくなるものもあることから、単身者にとっては扱い難い食材といえる。だからといって敬遠していたのでは必要な栄養素を取り込むことが難しくなる。栄養不足そのもので体にトラブルを起こしたり、それが元で免疫力が弱まり病気になってからでは遅すぎる。

例えばインスタント系のみそ汁を自宅で使うにしても、切干大根や乾燥わかめを足すことで、カルシウムやミネラル、鉄分の補充が十分にできるようになる。まずは自分でも出来るちょっとした工夫から始めてみよう。
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