チャーハン・ラーメン・八宝菜……塩分が一番多いのは!?

2009/04/29 10:05

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八宝菜イメージノバルティス ファーマは2009年4月27日、40歳以上の男女を対象にした「塩分摂取に関する意識調査」の結果を発表した。それによると、代表的な外食のメニューにおいて、一般的な調理方法・量における塩分量の多い少ないをしっかりと把握している人は非常に少ないことが明らかになった。例えば実際にはもっとも多い塩分量を持つ八宝菜は、塩分が少ないと考えられている傾向がある。ノバルティス ファーマ側では「メニューのイメージで塩分含有量の認識が大きく左右される」と分析している(【発表リリース】)。


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今調査は2009年4月14日から15日、インターネット経由で行われたもので、有効回答数は412。男女比は256対156、年齢階層比は非公開。

塩分を控えめにしたい人には極力避けたい外食だが、それでも不可避な場合もしばしばある。そのような場合でもできうる限り塩分の少ないものを選択したいもの。それでは実際に代表的な外食メニューでは、含有塩分量の認識はどうなっているのだろうか。例として挙げられた「チャーハン」「ハンバーガー&ポテト」「にぎり寿司」「天ぷらそば」「ラーメン」「焼肉定食」「八宝菜」それぞれにおいて、塩分の多い順にランキングしてもらい、その順位を集計したのが次のグラフ。「ラーメン」の塩分量がもっとも多いと考えている人が多数を占めているのが分かる。

あなたは、下記に挙げた食事の塩分の量についてどのように思われますか。塩分の量が多いと思う順に1位-7位まで食品をお選び下さい。
あなたは、下記に挙げた食事の塩分の量についてどのように思われますか。塩分の量が多いと思う順に1位-7位まで食品をお選び下さい。

ちなみに実際の塩分量の目安(標準的な量/味付け)は次の通りとなる。

「チャーハン」 2-3g
「ハンバーガー&ポテト」 2.5-3g
「にぎり寿司」 4-5g
「天ぷらそば」 4.5-5g
「ラーメン」 5-6g
「焼肉定食」 6g
「八宝菜」 7.6g

「ラーメンが一番塩分量が多い」と回答した人は約2/3。ハンバーガーとポテトやチャーハンのようにイメージ的には塩分ごってりな料理は意外に(あくまで相対的に、だが)塩分量が少なく、「もっとも塩分が少ない」と考えられている八宝菜は実のところもっとも塩分量が多いのが分かる。

見た目で塩分量を推し量るのも一つの手だが、案外見た目だけでは頼りにならないにならないようだ。最近の外食メニューではカロリー以外に塩分量(ナトリウム量表示の場合もあるが、そのときは【ナトリウム 塩分量との関係を 正しく知ってる 人は5%】にもあるように2.54をかければ良い)も記載されていることが多い。塩分が気になる人はそれらの値をチェックしておき、計算すれば良いだろう。

今調査では40歳以上が調査母体となっているが、塩分の取りすぎに気をつけねばならないのは中堅層以降に限らない。塩分が多い方が味覚を刺激して「美味しい」料理が多いのは事実だが、一定量以上の量を摂取すると色々と身体にトラブルを起こしかねない。今から「適切な量の」塩分をとれるように、心がけておくのは決して悪いことでもジジ(ババ)臭いことでもないとコメントしておこう。


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