感謝の意 女性は言葉で 受け取りたい だけどうわべじゃ すぐにばれちゃう!?

2009/04/26 09:00

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団塊世代イメージ【博報堂DYホールディングス(2433)】は2009年4月20日、50歳以上のいわゆる「エルダー」な生活者(団塊世代)に関する調査結果を発表した。それよると、団塊世代の夫婦において、配偶者から感謝の言葉を語って欲しいと思う気持ちは男性よりも女性の方が強いことが明らかになった。ただし配偶者の「やさしい言葉」に対し「うわべに過ぎない」と察する割合も女性の方が男性よりはるかに強く、リップサービスだけではかえって逆効果になる様相をみせている(【発表リリース、PDF】)。


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今調査は2009年3月に58歳から62歳の男女計520人に対してインターネット経由で行われたもので、男女比は1対1。詳しい世帯状況などについては未公開。

「いままで相手から自分への感謝の言葉をあまりかけてもらっていないので、感謝の言葉を言って欲しい」、そう考えている男性は調査母体の団塊世代では33.3%。それに対して女性は48.4%と、15ポイントほども高い値を示している。

「いままで相手から自分への感謝の言葉をあまりかけてもらっていないので、感謝の言葉を言って欲しい」
「いままで相手から自分への感謝の言葉をあまりかけてもらっていないので、感謝の言葉を言って欲しい」

特に女性は強度の強い「大いに言って欲しい」の割合が男性の5倍近くに達しており、願望が非常に強いことが分かる。一方で「まったく言ってもらわなくてもいい」という回答も女性の方が多く、冷め切っているのかあるいはアツアツなのかは不明だが、女性の方が極端な心境のようだ。

それでは「やさしい言葉をかければいいのか」と安請け合いするのも問題。「相手のやさしい言葉をうわべのことだと感じている」女性は、男性の2倍にも達している。

相手のやさしい言葉をうわべのことだと感じたことがあるか
相手のやさしい言葉をうわべのことだと感じたことがあるか

元資料では「男性はリップサービスだけをしても女性に見抜かれてしまう」とあるが、本当にリップサービスなのか「本気でやさしい言葉を語ってもうわべと見られてしまう」のかは、語った本人でないと分からない。言葉を受け取った側は「また言葉だけで心ではちっとも想ってないのね」と考えているが、発した側は心の奥底から語っており、単に表現が下手だっただけなのかもしれない。どちらがより多いパターンなのかはこのデータからだけでは分からないが、ともあれ「やさしい言葉をうわべと感じ、逆効果ですらある」のは女性に対する場合の方が多いということだ。

逆にいえば、男性は女性以上に言葉に気をつけ、誠意を持って語らねばならないということだろうか。



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