精神疾患の可能性を伝える9つのシグナル

2009/04/22 19:40

医療イメージ自分がいつもの自分とは別人のような気分になったり、ちょっとしたことで思い悩むなど、調子の悪い日は誰にでもあるもの。しかしそれがほんの一部ではなく、生活の大部分を支配するようになった場合には、精神科医に助けを求めるべきかもしれないとアメリカ精神医学会(the American Psychiatric Association)では警告している。【HealthDay】では精神科医の診断が必要かもしれない状況の徴候として、同学会がリストアップした9つのポイントを紹介している。

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1.いつも不安感がある。あるいは「おかしいよな」と思いつつも恐怖を感じてしまう。
2.悲況感や落ち込んだ気持ちが継続する。
3.機嫌が大きく変動したり、人格が変わる。
4.日常やっていることへの対処や、責任を果たすことが困難になっている状況を確認できる。
5.錯覚や、おおよそありえないような考えが頭に思い浮かぶ。
6.食事、あるいは睡眠の習慣がいちじるしく変化する。
7.気持ちを落ち着けるため、薬やアルコールに頼るようになってしまう。
8.非常に怒りやすくなったり、暴力的になったりする。
9.自ら命を絶つことを考える。この場合は直ちに医師に助けを求める。

そもそも「精神疾患」とは脳や心の機能的・器質的障害で引き起こされる疾患であり、症状は多種多様なものに及ぶ。ストレスなどの「心の痛み」を原因とするもの、身体的な疾患がトリガーとなるもの、脳の器質的要因によると思われるものなど、原因も多種多様。

以前と比べれば最近になってこの分野の研究も進み、ひとまとめにされてきた疾患も多種多様に区分・命名され、それらの原因の一部も解明しつつある。しかし人体最大の謎の部位とされる「脳」(そしてつかみどころ・定義の難しい「心」)に大きく係わり合いのあるもので、まだまだ不明な点も多い。今回医学会が提示した9つのシグナルも、あくまで原文で「it may be(かもしれない)」という表現を用いていることからも明らかなように、可能性が高いというだけであって「必ず」的なものではない。逆に、これらに該当しなくとも精神疾患のリスクがゼロというわけでもない。

心にしても精神にしても、手に取ることも目に見ることもできないため、直接部位を治療することは出来ない。しかし内臓器官でもっとも大切なものの一つ心臓が「心の臓(器)」と表現され、もう一つの大切なもの「脳」が存在する頭部を「心の有り場所」と表現することが多いことなど、「心」は人間にとって欠かせないもののに違いない。その「心」の変調が身体や行動に変異をもたらし、シグナルを発している可能性が認められたら、しかるべき専門家に診断を願うのが賢明といえよう。

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