【更新】「医師密度指数」、東京と茨城では4.56倍もの差

2009/04/22 12:05

医師イメージ財務省は2009年4月21日、「財政制度等審議会 財政制度分科会 財政構造改革部会」を開催、その会合において使用した配布資料を公開した。それによると、独自算出した「医師密度指数」においては東京都がもっとも大きく、最少の茨城県と比べて4.56倍もの差があることが明らかになった。地方の医師不足・都市部の医師集中現象があらためて確認できるデータとして注目されている(【発表リリース】)。

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今データは2006年のデータを元に指数化したもので、医師数を各県毎に「面積当たり」「人口当たり」で算出。その上で全国平均を「1」とした場合の値を計算し、それをさらに「人口9、面積1」で配分して「医師密度指数」を導き出したもの。大きい方が医師の密度が高いことを意味するもので、人口の割合による医師数の多少に重点を置きつつ、移動を考慮し面積比にも配慮した値となっている(言い換えればほとんどが「いかに県民一人当たりに割り当てられうる医師の数が多いか」を意味している)。

元資料にはすべての県の各種データが掲載されているが、今回は上位・下位それぞれの値をグラフ化した。

2007年における「医師密度指数」(左……上位10県、右……下位10県)
2007年における「医師密度指数」(左……上位10県、右……下位10県)

実際には医療設備の違いや医師の質(経験や腕前、キャパシティその他)、病院のある場所や開業時間、交通機関の整備状況など多種多様な項目があるため、一概に「数字が高いほうは医師が過密、低いほうは医師不足」と断じることは出来ないが、概算的には関東・関西の人口密集地帯への医師の集中が見られる一方で、地方の医師が少ないことが確認できる。

【一部報道】では財務省側はこれらのデータを元に、医師不足の地方に対して診療報酬の配分を厚くすることで医師の誘引を誘い、偏在を是正する見直し案を検討しているとのこと。報酬がすべてではないが、それが都心部への医師集中の大きな要因となっているのも否定できず、今後具体的な案への関心が高まるのは間違いない。

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