【更新】2009年3月度コンビニ売上高は4.2%のプラス・タスポ効果は継続するも天候不良が伸び率を縮める

2009/04/21 04:50

日本フランチャイズチェーン協会は2009年4月20日、2009年3月度におけるコンビニエンスストアの統計調査月報を発表した。それによると3月は月後半において天候不順がわざわいし、客足は低迷。しかしたばこの対面販売の堅調さは続き、来客数も増加の一途をたどっている。客単価は伸び悩んでいるが、売上高は既存店ベースで前年同月比+4.2%に達した([発表リリース、PDF])。

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今調査の概要は、月次展開一覧を収録している定期更新記事のまとめページ【コンビニエンスストア(日本フランチャイズチェーン協会発表)】上で説明が行われている。そちらで確認のこと。

各データについて前年同月比は次のようになる。

●店舗売上高:既存店は11か月連続のプラス、全店は21か月連続プラス
・全店ベース……+6.5%
・既存店ベース…+4.2%

●店舗数
・+1.9%

●来店客数:既存店は12か月連続プラス、全店は32か月連続プラス
・全店ベース……+7.2%
・既存店ベース…+5.0%

●平均客単価:既存店は4か月連続マイナス、全店も4か月連続マイナス
・全店ベース……-0.7%(590.9円)
・既存店ベース…-0.7%(585.4円)

●商品構成別売上前年同月比(全店ベース)
・日配食品……-1.8%←弁当不調
・加工食品……+0.5%
・非食品………+23.2%←タスポ効果継続
・サービス……+12.2%
・合計…………+6.5%

※既存店……1年以上営業中の店舗

3月は後半において寒暖の変動が大きく天候不順だったため、客足は鈍ってしまった。寒い日が多かったためかカップめんが好調だったもののソフトドリンクが不調。またいつものごとくお弁当が不調に終わっている。一方、「タスポ」効果は継続中で非食品部門を大きくかさ上げし続けている。

「タスポ特需」継続中。
寒さでソフトドリンクの
売上が鈍る。
お弁当は今月も不調。
なお弁当の不調はこの三か月ほど連続しての傾向。利用客の可処分所得の減少に対応した低価格帯のお弁当ですら、手控えられている可能性が高い。自炊や、さらなる低価格の食事であるインスタント麺などに移行したのだろうか。一時期は「メガ」シリーズで多少なりとも盛り返しを見せたコンビニ弁当だが、根本的・抜本的なてこ入れが求められよう。

いわゆる「タスポ特需」「タスポ効果」によるたばこの売上については、先日(【コンビニでは1日何箱たばこが売れているのかを計算してみる】)で紹介したように「売上そのものは確実に伸びている」「しかしたばこの利益率は低いため『ついで買い』が強く求められる」などの状況が確認出来ている。企業は最終的に利益をあげてナンボのものなので、いくら売上が増えても利益がそれに追いつかないのでは意味が無い。

タスポ全国導入の昨年夏から1年が経過すると、基本的には「前年比」における「特需効果」が無くなる計算になる。これに前後する形で、「タスポによる前年比からの大きな引き上げ効果」は減退を見せるに違いない。売上額そのものに変化は無くとも「急成長が止まった」として、周囲に少なからぬ動揺が走るかもしれない。大衆薬販売開始による第二の特需の可能性とあわせ、これから夏の終わりまでにかけて、月次報告の数字にはこれまで以上に注目が集まることだろう。

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