「疲れたね」 それならどこで 休みとる? 男女を問わず トップは 「自宅で」
2009/04/17 04:35


スポンサードリンク
今調査は2009年3月下旬に全国の20-50歳代の男女400人に対して行われたもので、男女比は1対1、年齢階層比は非公開。
今調査ではストレスや疲れについて14の問いを行っているが、今記事では「『疲れた』と感じた時、あなたならどこへ行きますか?」という問いに対する回答をチェックしてみることにする。複数の選択肢が挙げられているが、もっとも多かったのは男女共に「どこにも行かずに自宅にいる」だった。自宅にいる時間・割合が多いはずであろう女性の方が、より高い数字を出しているのがわかる。

疲れたと感じた時、どこに行くか
疲れの種類にもよるが、疲れの解消法には大きく分けて2つのパターンがある。一つは寝たりのんびりしたり自分の好きなことをだらだらとやって、心身のストレス・疲労を減退させていく「安息方式」。もう一つは好きなスポーツに励んだり旅行に出かけて周囲環境を変える「気分転換方式」。ルーチンワークで疲れが出ている時には後者が効く場合が多い。
結果を見ると男性の方が「海、山などの自然」「レジャースポット」などの「気分転換方式」による疲れの解消法を多く選ぶ傾向がある。しかしながら男女とも「どこへも行かずに自宅にいる」がもっとも多く、(専業主婦などで普段自宅にいることが多い)女性にいたっては過半数の回答という結果が出ている。
自宅にいることが「心の安穏」を得られると多くの人が判断している。その理由はいくつか考えられるが、一つは「単に疲労がたまっていて、とにかく何もせずにくつろぎたい。わざわざ疲れるために外出したくない」。もう一つは「自宅にいれば他人との接触を最小限に出来、疲れの原因とも触れずにすむ」というもの。
同調査の他項目を見ると
男性:上司……45.5% 女性:上司……19.5%
・疲れを感じる原因(トップのみ)
男性:仕事による精神疲労(職場の人間関係)……55.6%
女性:労働による肉体的疲労……40.2%
という結果が出ている。

「疲れたときは自宅にいるのが一番」なのは、単に「引きこもり云々」ではなく、「疲れる場所である職場から隔離される」要件を満たすもっともシンプルな、そしてローコストな方法・場所だからなのだろう。
スポンサードリンク
関連記事
