【更新】世界の理想的な通勤時間は「30分から1時間」

2009/04/16 07:10

通勤イメージ外資系スペシャリスト人材紹介会社ロバート・ウォルターズは2009年4月15日、世界の通勤時間に関するレポートを発表した。それによると、通勤にかけられる時間としては16か国を対象にした調査結果の中では57%の人が「30分から1時間」と答えていたことが明らかになった([発表リリース])。

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今調査はインターネット経由で16か国・約3800人を対象に行われたもの。対象国で公開されているのは日本、中国、タイ、アメリカ、イギリス。年齢階層比や調査期間は非公開。ウェブ調査であるため、インターネット普及率を考慮すると、国によっては労働者全体というより所得が高めの労働者に片寄りがちのデータであることを考慮する必要がある。

レポートでは日本語・英語共に概要しか掲載されておらず、詳細なデータを元にしたグラフ生成などはできないのだが、その概要を箇条書きにすると次のようになる。

・全体では57%が「30分から1時間」が許容できる通勤時間
・日本では「30分以内」が17%、「30分から1時間」が55%、「1時間以上」が28%
・タイでは47%、中国では30%が「1時間以上の通勤」を許容できる
・アメリカでは23%、イギリスでは20%が「1時間以上の通勤」を許容できる

「1時間以上の通勤が許容できる」割合を見ると、アジア圏では比較的長く、欧米圏では短い傾向が見られる。これはリリースにもあるように、交通網の整備で短時間による通勤ができる環境にあるか否かがカギとなっているのだろう。

……と、元リリースのデータがこれしかなく多少味気ないので、独自参考資料を追加する。厚生労働省が5年おきに実施している「労働者健康状況調査」の最新データ(2002年版、2007年版はいまだに「概要」しか公開されていない)のデータから「通勤時間別労働者割合」を抽出し、グラフ化したのが次の図。

「労働者健康状況調査」2002年版における通勤時間区分
「労働者健康状況調査」2002年版における通勤時間区分

調査母体も時期も違うため、単純に比較するのはリスクが高すぎるが、それでも比べてみると、9割近くが「通勤時間1時間以内」に留まっており、通勤時間に関しては多くの人がある程度以上は満足しているようすがうかがえる。

なお、もう少し新しいデータとしては総務省の2006年版【社会生活基本調査】があるが、【こちらのデータ(PDF)】によれば有業者(ふだん収入を得ることを目的として仕事をしている人)のうち、「通勤をした人に限定した」通勤時間は平日で1時間11分となっている。通勤時間は少々延びているのかもしれない。

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