【更新】エコバッグ、普及率は6割強・女性に限れば5人に4人も

2009/04/14 05:30

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エコバッグイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは2009年4月13日、エコ系アイテムの利用状況や外食における食べ残し料理の持ち帰りに関する調査結果を発表した。それによると、いわゆる「エコバッグ」を保有している人は、調査母体内では全体の6割に達することが明らかになった。男性よりも女性の方が保有率が高く、この傾向は他のエコ系アイテム「マイはし」「マイボトル」でも変わらない([発表リリース])。


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今調査は2009年3月24日から3月27日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行われたもので、有効回答数は339人。男女比は52.5対47.5で、年齢階層比は20代39.2%、30代28.9%、40代31.9%。

スーパーなどにおける買い物時に、店が用意したビニール袋を使わずに自前のバッグを用いる、昔の日本風にいえば「買い物袋」こと「エコバッグ」。ビニールの節約にもなる、ということで積極的な利用が推奨されている。最近では万引きに悪用されるなどの弊害も生じており、根本的な見直しを迫られる面もあるが、少なくとも「無駄な資源の使い方をしない」という意識改革を消費者に認識させた点では、成功しているといえよう。

さて、その「エコバッグ」だが、普及率については以前【エコバッグ普及率は約半数「使ったことナシ」1割と半】で紹介した調査結果では、普及率は約半数という値が出ている。今回の調査ではどのような結果だろうか。公開データは3大エコアイテムのいずれかを持つ人を抽出し、その上でどれを持っているかの割合が掲載されているが、ここでは「調査母体全体に占めるそれぞれの階層での」保有者の保有割合を計算しなおしてグラフ化した。例えばこの図で「男性:50%」なら、「エコアイテム保有者の50%」ではなく「調査母体の男性のうち50%」を意味する。

3大エコ系アイテム保有率(調査母体全体に対して)
3大エコ系アイテム保有率(調査母体全体に対して)

エコバッグの保有率は6割強と、3人に2人近くの人が保有しているという結果になった。また、年齢階層別の差異はほとんどないが、性別では男性より女性の方がはるかに保有率が高い結果となっている。女性の場合は実に5人に4人がエコバッグ保有者という計算だ。買い物の頻度を考えれば、女性の方が保有率が高くて当然なのだが、それにしてもよくぞここまで普及したものだ。

マイはしやマイボトルは利用環境そのもののあるなしを考えると、すべての人が保有する、という状況になることは考え難い。それを考慮すると、このくらいの普及率でも仕方ないかな、という感もある。ただし昼食に自前の弁当を職場でたしなむ人が増えていることから、今後マイはし・マイボトルの普及も後押しされるかもしれない。エコバッグがさらに普及率を高めていくのかと共に、気になるところだ。


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